この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
ソフトボードなんて、どれも同じスポンジでしょ?」 もしあなたがそう思っているなら、MFソフトボードの最上位モデル「EPOXY PRO(エポキシプロ)」を知ると、その常識がひっくり返るかもしれません。
14年で2,500本以上のボードを扱ってきた私の目から見ても、この構造はもはや「ソフトボード」という枠組みを超えています。今回は、3回の世界チャンピオンであるミック・ファニングが自身のパフォーマンスを100%発揮させるために設計した、ガチすぎる内部構造を解剖。
なぜこのボードが上級者をも唸らせるのか、その理由をプロの視点で紐解きます。
構造解剖:EPOXY PRO(エポキシプロ)の中身はどうなっている?
「中身は本物のエポキシボード。外は優しいソフトシェル。」
中身は3回の世界チャンピオンであるミック・ファニングが設計した本格的なエポキシサーフボードそのものです。そこに「ワックス不要のグリップ力」と「少しだけ…ソフトボードの安全性」を被せた、まさにいいとこ取りの最新型。
ソフトボードだけどガチなサーフィンにもこだわりたい…、そんなあなたにピッタリなハードボードに限りなく近い超本格的なMFのソフトトップサーフボードです。
この後の図解を見れば一目瞭然ですが、EPOXY PROの芯材は、一般的なハードボードと同じ「EPSコア」と「バンブーストリンガー」で構成されています。
- 二重のグラスファイバー層: 4オンスのガラス繊維を贅沢に2層重ねることで、ソフトボード特有の「フニャフニャ感」を完全に消し去っています。
- 3.5mm EVAデッキ: 表面には滑り止め加工済みのEVA素材を配置。ワックス不要で、ハードボード並みの鋭いレスポンスを実現しています。
内部レイヤー構成

層「A」から「G」は、図(ボードの上面、断面図)に対応しており、ボードを構成する各層の詳細な仕様を示しています。
| 層 | 名称(和訳) | 説明・役割 |
|---|---|---|
| A | 100% Recyclable EPS core (100%リサイクル可能なEPSコア) | ボードの最も中心にある、軽量なフォームコア。環境にも配慮。精密にシェイプされたボードの形状を維持。 |
| B | X2 Layers of 4oz E-Glass | EPSコアの上に積層される、4oz × 2層のファイバーグラス。ハードボード並みの剛性と反発力を生みます。 |
| C | 3.5mm Slip resistant Stamped EVA (3.5mm滑り止めスタンプドEVA) | ワックス不要のグリップ層。ボードの表面(デッキ)を覆う、滑り止め加工されたフォーム材。これがワックス不要の理由です。 |
| D | 3.5mm non abrasive IXPE rail band (3.5mm摩耗防止IXPEレールバンド) | ボードの側面(レール)を保護する、肌擦れしにくい素材。 |
| E | Internal 3.8mm Bamboo Stringer (内部3.8mmバンブーストリンガー) | EPSコアの中央に縦に通された、竹製の芯材。ボードのしなり(フレックス)と強度を調整します。 |
| F | 4oz E-glass layer (4オンスEガラス層) | ボトム(裏面)側のファイバーグラス。 |
| G | Painted satin finish coat (塗装されたサテンフィニッシュコート) | ボトム面の最も外側にある、塗装された滑らかな表面。 |
乗り味の特徴:ここが他のMFと違う!
- 反応の速さ(レスポンス): 重ねられたグラスファイバーとエポキシ樹脂のおかげで、踏み込んだ瞬間に加速します。
- 反応の良いフレックス(しなり): ハードボードに近い「しなり」があるため、大きなターンでもボードがバタつきません。
- CAD設計の再現性: ミック本人の仕様をCADで完璧に再現。製品ごとのバラツキがありません。
どんな人に向いている?(目利きのアドバイス)
MFソフトボードの中でも、最高峰の性能を誇る「EPOXY PRO」。 私の視点から、自信を持っておすすめできるのは以下のような方です。
- 初心者を卒業し、本気でターンやカットバックを練習したい方 「波には乗れるようになったけれど、もっとレールを使った深いターンを覚えたい」。そんなステップアップを目指す方に、エポキシプロの反発力は最高の武器になります。
- 普段はハードボード派だが、混雑した海や小波でも妥協したくない中上級者 「今日は人が多いから安全なボードがいい、でもライディングの質は落としたくない」。そんなワガママな願いを叶える、セカンドボードの枠を超えたパフォーマンスを秘めています。
- メインボードとして信頼できる「高品質なソフトボード」を探している方 「手入れの楽さ」と「本物の乗り味」を両立させたい方へ。数あるソフトボードの中でも、メインの1本として1シーズン通して使い倒せる、数少ない「本物」の選択肢です。
購入前に知っておくべき「安全性」のリアル
構造図からも分かる通り、中身は本格的なエポキシボードです。表面に3mm〜5mm程度(MF EPOXY PROは3.5mm)のクッション材が巻かれているだけなので、一般的なスポンジボードのような「当たっても痛くない安全性」はありません。
ぶつかればハードボード同様に痛いですし、大きな衝撃が加われば内部が凹んだり、表面が傷つくこともあります。
- 「ボードの傷つきにくさ」を重視する中上級者 → Epoxy Pro
- 「当たっても痛くない安全性」を最優先する初心者 → MF SUPER SOFT
自分のレベルと目的に合わせて、後悔のない選択をしてくださいね。
今すぐ手に入る!MICK FANNING(ミックファニング)EPOXY PRO仕様のソフトボードリスト
Beasti(ビースティ)2026年モデル / EPOXY PRO(エポキシプロ)仕様
究極のファンボードをテーマにデザインされたBeasti(ビースティ)モデルのEPOXY PRO仕様。
| 長さ | 幅 | 厚み | ボリューム |
|---|---|---|---|
| 6’0 (182.8cm) | 20 (50.8cm) | 2 5/8 (6.67cm) | 37.01L |
| 6’6 (198.1cm) | 22 (55.88cm) | 2 3/4 (7.0cm) | 46.19L |
| 7’0 (213.3cm) | 22 (55.88cm) | 2 3/4 (7.0cm) | 50.05L |
| 7’6 (228.6cm) | 22 5/8 (57.47cm) | 2 7/8 (7.3cm) | 57.51L |
| 8’0 (242.8cm) | 22 5/8 (57.47cm) | 2 7/8 (7.3cm) | 61.52L |
「今回は最高峰のPROを紹介しましたが、MFには他にも『EPOXY LAM』や『SUPER EVA』『SUPER SOFT』といった、目的の違う構造が存在します。それらの違いを知りたい方は、こちらの比較記事をご覧ください。」
関連記事はこちら
サーフィンマガジン「73NAVI」 
