ロングボードのセンターフィンの種類(形状)と特徴 | サーフィンマガジン「73NAVI(なみなび)」

ロングボードのセンターフィンの種類(形状)と特徴

ロングボードのセンターフィン6種類

フィンはサーフボードにとって、とても重要な役割を持っています。フィンを替えるだけでボードの性格も変わります。しかしながらその形や大きさに無関心なサーファーも少なくない。ノーズライディングに向いているフィン、マニューバー向きのフィンとは!?などなど…これを機会にフィンの役割や大きさ、形状(タイプ)ごとの特徴を知り、サーフィンの楽しさ、幅を広げるきっかけになればと記事にすることにしました。これまでフィンに興味が無かったあなた、フィンくらいでそんなに乗り味なんてかわらないでしょ!なんてお考えのあなたも最後まで読んで頂ければ、少しフィンへ見かたや考え方が変わるかもしれません。

1)Fin System(フィンシステム)とフィン

ロングボードは大きく分けて「シングルフィン」と「シングルスタビライザーフィン」の2つのタイプがありますが、シングルフィンでは一般的なスタンダードタイプやクラッシックタイプのフィンを装着する人が多く、ノーズライディングを重視した大きいサイズの傾向に。シングルスタビライザーフィンは3本フィンの長所であるマニューバビリティを生かすために、スタンダードタイプやマニューバーを重視したタイプが選ばれ、シングルフィンに比べやや小さいサイズが人気のようです。

2)フィン大きさについて

フィンのサイズは、大きい(面積のある)ものほど直進安定性がありますが、その分回転性が落ちるので大きすぎると曲がりにくくなります。逆に小さくなるほど回転性がありますが、安定性は落ちるので小さすぎると不安定になってしまいます。使用するロングボードや波に合わせて、最適なサイズを選ぶことがポイント。

3)フィン硬さについて

フィンの素材により、硬さ・柔らかさも異なりフレックス性に影響してきます。硬いフィンは、しっかりとしたターンが出来、パワーのある波やサイズのある波でスピードがついた時でも、水をホールドしてくれます。
柔軟性のあるフィンはフレックス性が高く、コントロールがしやすい。フレックス性により後半の伸びにもつながります。柔軟性があればあるほどパワーのない波や小波向きとなります。女性や脚力のない方にも向いています。逆に重すぎるボードやパワーのある波ではあまり柔軟性のありすぎるフィンは向いていないとも言えます。フィンの硬さも波やサーフボードに応じて使い分けるとサーフィンの幅も広がることでしょう。

4)フィンの各部名称・役割と6つのタイプ

フィンは色々な形がありますが、形状でその特性を予測することができます。形状の基本的な考え方としてベース部分の幅が広くなれば、それだけ安定性が高くなります。細身のものは抵抗が少なくなりターンがしやすくなりますが、多少ルーズな乗り味になってしまいます。ここでは大まかな特徴を理解するという目的でフィンを6つのタイプに分けて紹介したいと思いますが、6つのタイプを紹介する前に、まずはフィンの各部名称・役割について少し説明したいと思います。

フィンの仕組みと各部の名称

フィンの3つの要素(各部名称・特徴)

フィンはベース(Base)、高さ(Height)、レイク(Rake)という各部に名称があり、フィンの性能を決める上で重要な3つの要素となります。それぞれの部分を説明しますが、3つの要素の特徴を組み合わせてはじめてフィンの特性がきまります。

ベース(Base)

ベースとはフィンの付け根の幅を指します。フィンサイズにベースのサイズが記載されていると思いますが、一般的にこの一番根元の部分の幅となります。このベースの幅が広いと安定性・直進性・ドライブ性が高くなり、ベースが狭いとボードは安定性・直進性が低くなるが、その分、回転性が上がります。

高さ(Height)

高さ(Height)または深さ(Depth)ともいわれますが、高さが高いとフィンはホールド性を高め、安定性・直進性が増す。またフィンが長いとノーズライディング時にノーズが抜けにくくノーズの安定性が良くなります。逆に低い場合、安定性が悪くなりますが、回転性は増します。

レイク(Rake)

RakeまたはSweepと言われる部分ですが、後方に向けて延びたフィンの反りを指します。ベースの後ろ側からどのくらい後方に伸びて(長さ)、どのような角度で反っているか?によってドライブ性や回転性に影響します。反りが強いほどターン時に粘りが生まれる為、ドライブの効いたターンが可能。逆に反りが弱いと、抵抗が少なくなる為、回転性が良くなります。シングルフィンでおこなうピポットターンに向いているのも、この反りが弱いタイプです。

ノーズライダーフィン

 ハワイアンプロデザイン ドナルド・タカヤマ ノーズライダーフィン

クラッシック人気によって多く人が使用されるようになったデザイン。フィンの高い位置まで幅広で抵抗があるため、安定感が非常によくノーズライディングで性能を発揮する「ノーズライダーフィン」といったところだろう。またレイクが弱いのでピポットターンに向いています。ドライブ向きではなく、やはりクラッシックスタイルのノーズライダータイプのロングボード向きです。


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スタンダードフィン

Island Fin Desing スタンダードフィン

スタンダードタイプのフィンで、長年の研究によって設計されたデザインはどんなコンディションやライディングスタイルにも対応してくれます。ボードとの相性やサーフィンスタイルにもよりますが…初めて方など、どのフィンがいいか分からない…そんな時は1本目はトータルバランスのいい、スタンダードフィンを選ぶと良いだろう。


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スピード性重視のフィン

GEORGE GREENOUGH FIN

60’年代中期に流行したスタイル。抵抗の少ない細身のデザインはスピードを重視している。流行となっていた時期からもクラッシックボードタイプと相性が良さそうだ。なお、写真のフィンはややベースにも幅を持たせたタイプで安定感を両立させたモデルといえます。


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スタンダードタイプのマニューバビリティがアップしたフィン

スタンダードフィンのマニューバーフィン

スタンダードタイプのフィンのベース部分を一部を多少削ぎ落したようなフィンは、水の抵抗が抑えられるためマニューバビリティが向上。波のトップでのコントロール性のよさに定評がある。

マニューバビリティと安定を両立するフィン

アルメリックフィン

フィンのベースといわれる下の部分が大きくカットされているフィンはマニューバビリティとノーズライディングの安定性の両立を目指すタイプ。


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ブーメランフィン

Island Fin Desing ブーメランフィン

ブーメランと呼ばれるフィン。その名のとおりブーメランの形をしたフィンは抜群マニューバビリティを発揮しながら大きな波にも対応する直進安定性も兼ね備えています。


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4)最後に

フィンはボードとの相性や各々のサーフィンスタイルや好みもあります。また、その日その日の波のコンディションでも変わりますので、ベストなフィンという判断は難しい…というのが正直なところです。やはり実際に使ってみて、自分のサーフィンスタイルやサーフボードに合うフィンを試行錯誤しながら探していくしかありません。また波のコンディションによってフィンを替えたり、フィンの位置(前後)を替える「詳しくはロングボードのセンターフィンの取り付け方と位置についてご覧ください。」などのすることで、よりフィンの奥深さが分かり、サーフィンも楽しくなることと思います。初めての方はスタンダードなものから入り、レベルアップとともにフィンを追加購入し、色々と試し楽しみながら乗り味の違いを楽しんでみましょう。

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