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また、本記事は2,500本以上のサーフボードを見てきた筆者の経験と、メーカー提供の正確なデータを主軸としています。情報の整理・構成においてAI(人工知能)を活用していますが、内容の最終確認および正確性のチェックはすべて筆者が責任を持って行っています。
ミッドレングスを検討する上で多くの方が悩む問題…
- ミッドレングスにはどんなタイプがあるの?
- ミッドレングスの長さ、浮力はどれくらいがいい?
- どんな波に向いているの?
そんなあなたのために、ミッドレングスに関する疑問や選び方について解説。
また、これからミッドレングスを始めようと検討中のあなたのイメージを膨らましてもらうために、ミッドレングスのライディングシーンの動画を集め掲載しておりますので、楽しみながら読んでいただけます。
なお、オススメのミッドレングスサーフボードをお探しの方はこちらの記事で紹介しています。
筆者は、2008年からサーフショップオーナーとして新品・中古サーフ用品を2500点以上取り扱ってきた経験をもとにサーフアイテムやハウツーなどのサーフィンに特化したウェブマガジンを運営しています。
ミッドレングスにはどんなタイプがあるの?
EGG(エッグ)、MINI LONG(ミニロング)、PERFORMANCE(パフォーマンス)、FISH(フィッシュ)などあります。
EGG(エッグ)タイプ

ミッドレングスと聞いてほとんどのサーファーが連想するのがこのタイプです。ロングボードから進化してきた当時のDNAを色濃く残す、まさにミッドレングスの不動の定番。ロングボード譲りの極上のグライド感(滑走性)と、高い操縦性を絶妙なバランスで兼ね備えています。
近年世界的な大ヒットとなった「Channel Islands / CI MID(シーアイ・ミッド)」や、クリス・クリステンソンの「HUNTSMAN(ハンツマン)」などがまさにこの代表格です。エッグタイプはフィンシステムによって乗り味が大まかに3つに分かれます。
① エッグ × 2+1(シングルスタビライザー)
大きめのセンターフィン1本に、小さなサイドフィン(スタビライザー)を2本組み合わせる、現代ミッドレングスで最も人気が高い万能仕様です。
- 乗り味の特徴:センターフィンが直進を安定させ、小さなサイドフィンがターン時の傾き(ホールド感)をアシストしてくれます。エッグ形状が持つ滑走性能を活かしながら、狙った通りのクリーンな大人のマニューバー(大きなターン)を最もイージーに描けます。
- こんな人におすすめ:ショート出身者やカムバックサーファー、初心者まで、すべての人に失敗のない王道のセッティングです。
日本発ブランド「nanazero サーフボード」の WOOD SKIN ミッドレングス MID02モデル。
高性能なEPSにウッドスキンを加えた高い耐久性のサーフボード。
最先端のシェイプデザインを施しているため、サーフィン初心者〜経験者まで楽しめるように設計。
シングルフィン、シングル+スタビライザー設定で、その日のコンディションや気分で楽しめる。 6’8″(41L) / 7’0″(46L) / 7’4″(51L)
② エッグ × シングルフィン
余計なサイドフィンを一切排除した、サーフィンの原点であり不動の人気スタイルです。
- 乗り味の特徴:壁となるサイドフィンがないため、水抜けが非常に滑らかで、ピュアなグライド感(滑走性)を味わえます。
- こんな人におすすめ:ロングの出身者や、エッグボード本来の極上のグライド感(滑走性)を味わいたい。ガチャガチャ動かす癖を直し、ゆったりとした美しいレールワークをマスターしたいと言う方にイチオシです。
- お勧めしない人:普段ショートに乗っている人のセカンドボード用には向かない。(そもそも乗り方が違うので…2+1やTWIN・QUADなどシングルフィン以外のミッドをオススメする。ただし、基本のレールワークを学び直したい人にはオススメ。)
③ エッグ × ツインフィン
近年、より自由度の高い大人のクルージングを楽しみたいサーファーから熱狂的な注目を集めているセッティングです。
- 乗り味の特徴:センターフィンがないためテール部分の抵抗が少なく、ミッドならではのグライド感はそのままに、ツインの独特なフロー感(浮遊感)と回転性・軽やかなターンが得られます。
- こんな人におすすめ:ゆったり滑走しつつも、少しルース(軽快)なターンを楽しみたい大人スタイルに向いています。
MINI LONG(ミニロング)タイプ

ミニロングというタイプ名が適切かは、さておき…
このタイプは、一見ロングとは変わらないようなデザインのミニロングから、ハルなど様々、ロング特有の美しいグライド感を残したまま、長さを短くして扱いやすくしたデザインです。
- どんな人に向いている?:「普段はロングボードがメインだが、少し短いボードにも挑戦してみたい」というロングボーダーが一番違和感なく乗れるミッドレングスです。また、ロングが欲しいが、9.0f以上あるロングボードは車内に入れることができない…できるだけロングに近い乗り味のミッドレングスが欲しいという人にもおすすめ。
例えば…
Wayne Lynch(ウェイン・リンチ)が1968年にデザインした「The Involvement(インボルブメント)モデル」
見ているだけでうっとりする美しいフォルム…
FISH(フィッシュ)タイプ

スキップ・フライの名作「フィッシュシモンズ」に代表される、ミッドレングスフィッシュ。
そのスキップ・フライの影響を受けたロブ・マチャドにより生み出された「SEASIDE & BEYOND(シーサイド&ビヨンド)」が人気となっている。
- 乗り味と特徴:ズバ抜けたスピードと、独特のマニューバー性が特徴です。
- どんな人に向いている?:パワーのない小波からサイズのある波まで、人とは違う圧倒的なスピード感で大人のクルージングを楽しみたい中上級者に向いています。
PERFORMANCE(パフォーマンス)タイプ

ミッドレングスの中では、一番ショートボードに近いデザイン。
以前は「初心者向けのファンボード」という印象が強いジャンルでしたが、ハイパフォーマンスなミッドレングスから初心者向けのファンボードまで、様々な洗練されたモデルが登場しています。
- どんな人に向いている?:サーフィン復活組や体力の衰えを感じるショートボーダー、そして「ミッドレングスの長さでも、ショートのようにアグレッシブにリップやシャープな技を狙いたい」という幅広いレベルのサーファーに支持されています。
長さ、浮力はどれくらいがいい?
ミッドレングスを検討する上で多くの方が悩む問題。
ミッドレングスは明確な定義がなく、一般的に6’6〜8’8フィートくらいまでの長さを持つサーフボードがミッドレングスと呼ばれています。
特に流通の傾向として、7フィート台、または、その前後の長さを持つミッドレングスが主流となっています。
ショートボードでは、推奨(適正)サイズ・浮力というものがありますが、ミッドレングスではそのようなものもなく、自分のサーフィンスタイル、目的にあわせ自由に選んで楽しむものという解釈が正解です。
ここでは、様々な視点から紹介していますので、結局のところ正しい答えというものはありませんが、
どんなミッドレングスを選ぶか?
長さはどのくらいがいいか?
など検討する上で何かしらのヒントになれば幸いです。
目安が欲しい…

目安が欲しい…という方へ
このジャンルのサーフボードに精通し、CI MIDモデルのコラボでもご存じのDevon Howard(デヴォン・ハワード)曰く、
「ミッドレングスの平均的な長さでもある7’0フィートが、一番しっくりくる長さ」
とした上で、
「自分の身長より12インチ(30.48cm)長いボードが目安」
という。
短くしすぎると、ショートに近くなり、長くしすぎるとロングと変わらなくなってしまうわけで、ミッドレングスらしさが消えて、違うタイプのボードに乗っている感覚になる。そういう意味では最適な長さはある…とも言えなくない。
あくまでも、これはザ・ミッドレングスというタイプのサーフボードを選ぶ場合に、参考にできる内容と考えます。
なお、ミッドレングスでは、浮力(容積:リッター)は、特に意識する必要はありません。
ショートボードでは、一般的に浮力(容積:リッター)に応じた推奨体重というものが存在しますが、ミッドレングスではそのようなものはありません。
それよりもどんなスタイルのサーフィンを目指すのか?(どんなボードに乗りたいのか?)ということが大事になります。
各モデルで最適な長さがある!?
完全カスタムメイドのボードを除けば、ミッドレングスでもほとんどのケースで、各ブランドのモデル毎に規制サイズが準備されています。
そのボードが持っている魅力を味わえる推奨サイズと解釈できるわけで…
例えばロングボーダーが乗りやすいミッドレングスとしてデザインされたモデルの場合、全体的に長めでボリュームのあるラインナップになっているとすると、前述の長さの目安ばかりにこだわらず、そのモデルの推奨の長さの中から自分の身長、サーフィンスタイル、目的を加味し選ぶということが好ましいだろう。
普段のサーフィンスタイルをベースに考える
こんな目的(方向性)でミッドレングスを検討している人は結構多いのではないだろうか?
普段、ショートボードまたはロングボードに乗っているサーファーが、たまに乗るためのセカンドボードとして検討している。
それなら、前述の「自分の身長より12インチ(30.48cm)」を目安にしながらも、
例えば、普段ショートボードに乗っているなら少し短めを選び、普段ロングボードに乗っているなら少し長めのミッドレングスを選ぶという考え方も悪くない。
特に、普段はロングボードに乗っているサーファーが初めてミッドレングスに乗る場合、あまり短くしすぎると、そのギャップに馴染めないなんてことも少なくない。
もちろん、ショートに乗っているサーファーが長くしすぎて操縦に苦労するというケースもあるが…。
どんな波に向いている?
市場に流通している多くのミッドレングスの場合、真価を発揮するのは、胸〜頭以上の波。
理想はフェイスの広い波で優雅に乗りたい。
とはいえ、小波でも腰腹くらいの波があれば十分に楽しめます。
また、ミッドレングスも各ブランドから様々なモデルが出ていますので、タイプの異なるミッドレングスをいくつか揃え、波に応じて使い分けるのも楽しみの一つ。
女性プロロングボーダー「田岡なつみ」「島尻裕子」「吉川広夏」の3名によるミッドレングス乗り比べ動画もありますので参考にご覧ください。
フィンの組み合わせがミッドレングスの醍醐味!?
ミッドレングスに乗っている人はフィンに情熱を注いでいると言われるほど、ミッドレングスにとって、とても重要な部分。
フィンのセッティング次第で、あらゆる波にも対応できるというのもミッドレングスの魅力。
まとめ
ミッドレングスはショートボードの操縦性とロングボードの安定性を兼ね備えたサーフボードで抜群のスピード感とグライド感が魅力。
国内ではファンボードという呼ばれ方で、ビギナー向けのボードという印象も強かったジャンルですが、ビギナーだけのボードという認識を持っているなら、それは大きな間違いです。
Devon Howard(デヴォン・ハワード)はミッドレングスについて、このように言っています。
ミッドレングスは「波の乗りこなし方を分かっていて、スタイルや美しいサーフィンを意識している人のためのボード」
フィンのセッティングを変えるだけであらゆるコンディションに対応し、究極のトリップボードにとしてもオススメです!
サーフィンマガジン「73NAVI」 







