ロングボードのセンターフィンの取り付け方と位置について | サーフィンマガジン「73NAVI(なみなび)」

ロングボードのセンターフィンの取り付け方と位置について

ロングボードのセンターフィンの取り付け方法と位置について

ロングボードやファンボードのボックスタイプのセンターフィンのセッティングと前後のフィンの位置について、初心者の方や初めてサーフボードを購入され、センターフィンを取り付けようと思っている方は、これ「どうやって取り付けるの?」「フィンの位置はどのあたりが良いの?」取り付けてみたけど、「グラついたり、サーフィンをしているうちにフィンの位置が動いていた…。」なんて経験をされた方もいるのではないでしょうか?ここではそんな方の為にセンターフィンの基本的なセッティング方法についてご案内します。意外と面倒なフィンの取り付けに便利なおススメの「フィンネジ(ボルト)&ナット」も紹介します。

1)センターフィンの付け方

センターフィンをサーフボードのフィンボックスに取り付けるには、フィンとフィンを固定するためのボルトとナットが必要です。ボルトとナットについては種類も色々とありますので、あとで紹介します。取り付けの流れとしては「ナットをフィンボックスの溝にナットを取り付け」てから「フィンを取り付け、好みの位置にセット」していきます。セットしたら「ボルトで固定」という流れになります。要領さえ分かれば、誰でも簡単にできます。

センターフィンの付け方の流れ
  1. ナットをフィンボックスの溝にナットを取り付け
  2. フィンを取り付け、好みの位置にセット
  3. ボルトで固定

ナットをフィンボックスの溝にナットを取り付け

ナットの形状にもよりますが、初めての方にとっては平たいナットをボックスのレールにはめ込んだり外したりする際はちょっぴり”むずい”って感じなんです。でも、ちょっとしたやり方で、楽に取り付けられるようになります。

センターフィンねじ(ボルト&ナット)

その方法はボルトをナットに軽く回し入れます。ナットにボルトが付いた状態でボルトを持ちながらはめ込むと簡単にできます。

センターフィンボックスにナットをはめ込む

フィンを取り付け、好みの位置にセット

ナットを入れたらフィンをフィンボックスに入れます。フィンはフィンボックスのレールに引っ掛けるための金具が付いています。この金具から先に入れていきます。レールに入ったら横にスライドさせてお好みの位置まで移動させます。

センターフィンをフィンボックスのレールにはめ込む

位置が決まったらフィンのネジ穴にナットの穴が一致するようにナットを移動させます。ナットを移動させるときはボックスには指が入らないのでボルトを使ってスライドさせてあげるといいです。

フィンボックスのレールにナットとフィンをセット

ネジ(ボルト)で固定

穴が一致したらボルトで固定します。ここで注意したいのがボルトの締め付けです。手で締められるタイプですとどうしても締め付けが甘くなり、ネジが緩みやすくなりますので、フィンをしっかり押し込みながら締め付けるのがコツです。

ロングボードのセンターフィンをスクリュー(ねじ)で固定

どうでしたか?やってみれば簡単です。締め付けやナットの入れ方などちょっと煩わしい点はコツさえつかめばスムーズにできるようになります。

2)センターフィンの外し方

外し方は、取り付けから逆の流れになるだけですので、要点だけ案内します。取り付けの際にボルトの締め付けの際にはフィンを押し込みながら締め付けるように…説明しましたが、その分、外すときには少しネジが緩めにくいと思いますので、緩めにくい場合は同様にフィンを少し押し込みながらネジを緩めてください。フィンを外したら、ナットだけがボックスに付いたままになります。毎回ナットを出し入れするのも面倒なのでそのままにしておいてよいと思います。ただし、そのままですと持ち運びなどで気が付かないうちに、ナットがボックスレールから外れてしまい紛失の原因となりますので、ボルトを下の写真のように取り付け動かない程度に締め付けておくと外れることもありません。

ロングボードフィンねじの固定/ボックスセンターフィン

3)センターフィンとフィンボックスの相性・不具合

センターフィンとセンターボックスは、しっかりとセットできるように、それぞれ規格の範囲でつくられていると思われますが、フィンボックスが規格より少し狭かったり、広かったりするもの、センターフィンが規格より厚かったり、薄かったりと若干の誤差があるようです。このためにフィンがキツくて完全に入らないものや、少し緩くフィンがズレ易いなどの症状があります。いづれも珍しいことではなく、よくあることなので、心配されず必要に応じ、それぞれの対処方法にて対策してください。

フィンがキツくて入らない

センターフィンとフィンボックスがきつくて入らない場合

センターフィンがキツくてセンターボックスにしっかりとセットできない場合、「フィンが規格よ少し厚い」「フィンボックスが狭い」などの原因があるかと思います。掲載画像のように、あと少しというところでキツくて入ってくれない、一部だけが入らない、全体的にきつくて入らないなど症状も様々です。この場合の対策は、紙やすり(サンドペーパー)+ヤスリホルダーで、フィンの窮屈な部分を削ります。どの部分が入りにくいのか?よく観察し必要に応じ両面をサンディングします。研磨しすぎると緩くなってサーフィン時にフィンの位置がずれる原因にもなりますので、少しずつ確認しながら調整します。くれぐれも研磨しすぎにはご注意ください。少しキツいくらいのフィット感が理想です。

センターフィンをサンディング(フィンボックスにフィットさせるために)

なお、フィンではなくフィンボックスをサンディングして調整される方もいますが、フィンボックスは研磨しすぎた場合に基本的に替えが効かなくなりますのでお勧めしません。しかもサンディングもやりにくく、微調整が難しいです。削りすぎた場合、すべてのフィンが緩くなって合わなくなりますので、フィンボックスの研磨は避けたいところです。

ロングボードのセンターフィンボックス

フィンが緩くてサーフィン中にフィンの位置がずれる

センターフィンをフィンボックスに入れた際に、緩い場合ですが、セッティングは容易で一見、何の問題も無いように思いますが、緩い場合はサーフィン中にフィンがフィンボックス間で前後に動いてしまうことがあります。フィンが動くと乗り味も変わってしまいますのでよくありません。対処方法は2つあります。

スタンダードなセンターフィン用のフィンネジ(ドライバー使用)

その一つは、固定するためのネジ(ボルト)をドライバーで締め付けできるタイプに変える。フィンを固定(ロック)するネジ・ナットは様々なタイプの商品が出ています。そのほとんどが手だけで締め付け(固定)できるタイプなので、どうしても締め付けがあまくなってしまい、サーフィン中にフィンの位置がずれるということが起こります。そこでオーソドックスなドライバーで締め付けできるタイプにするだけで、しっかりと固定ができるようになります。デメリットとしてはドライバーが必要なこと、それにより少し手間が増えること。

センターフィンのズレ・緩み防止対策(アルミテープor布テープを貼る)

もう一つの方法は、フィンの根本(フィンボックスにかかる)部分にアルミテープや布製の粘着テープを貼りフィンの根元に厚みを持たせるフィットするようにします。デメリットは貼り付けたテープが摩耗したり剥がれたりするので定期的に張替えが必要。

4)ネジの種類

センターフィンネジ(フィンボルト)の種類

センターフィン用のフィンネジ(フィンボルト)も各メーカーから様々なものが出ています。なるべく簡単に素早くといったアイデアの商品もあります。商品の使いやすさ良し悪しというものは、使う人、ボードやフィンとの相性などで変わってきます。ここではその特徴を説明したいと思いますので、自分に合ったものを選んで頂ければと思います。

FCS ロングボードフィン固定ボルト

ベーシックなドライバーで締め付けるタイプのものと、基本的に同じで、ドライバーではなくFCSフィンキーで取り外し可能。手で締め付けるタイプよりしっかり締め付けることができます。

ステンレススチール フィンねじ フィンスクリュー プレートセット ナットセット

手で回して締めるフィンネジで工具不要なのでドライバーを使用する手間を省きます。フィンねじ(フィンスクリュー)とナット(フィンプレート)セットで素材は304ステンレス鋼構造の錆びない耐腐食性。ベーシックなドライバーを使用するネジと基本的に同じ構造であり先端を平たくすることで手で締め付けることができるようになっています。前述でも説明しているように手で絞めるため、締め付けがドライバーのように強固にできないので、ある程度フィンとフィンボックスのフィット感がありズレにくい場合におススメです。またフィンスクリューに黒いゴム製のパッキンがありますが、使い続けるとこのパッキンが劣化し外れたり切れたりし、ねじがサーフィン中に緩んだり外れたりしますので、その際は交換もしくは代用できるパッキンを付けるなどの対応が必要です。

CAP フィンロックピン2 FIN LOCK PIN 2 / Funktion QUICK LOCK FKQLS


ベーシックなフィンネジ(フィンスクリュー)はナット(フィンプレート)をフィンボックスのレールに入れる作業が必要ですが、カムロック機構になっておりフィンにこのフィンスクリューをセットしたままのでBOXに差し込みでき、ネジを締めた際にBOX内でフィンが固定できるようになっています。取り外す際も、緩めることでロックが外れそのまま外すことが可能。工具不要で手で締め付けられ着脱可能。SUS304のステンレスのサビに強い素材。CAP FIN LOCK PIN 2は ツマミが樹脂で出来ています。CAP FIN LOCK PIN 2もFunktion QUICK LOCK FKQLSもツマミ部が異なるだけで仕組みは全く同じです。フィンにフィンスクリューを取り付けた状態で着脱、保管できるので便利です。ちなみに私はこちらを使うことが多いです。

Funktion クイックスナップ Finロックシステム FK-QSS

工具不要でバネの反発力を利用し固定する仕組みでフィンが瞬時に脱着出来ます。フィンに装着する際に付属のイモネジで固定し、これを外さない限りフィンと一体となりますので、フィンネジの紛失の心配がない。フィンに装着した状態でBOXに差し込み、スプリングロック機構でBOX内でフィンが固定されます。SUS304のオールステンレスのサビに強い素材。水中でセンターフィンを簡単に取り外しや位置の調整ができるのも便利でありがたい。フィンスクリューのように締め付けが不要なので装着は簡単で早いが、フィンの固定する強さはそれなりなので、ある程度フィンとフィンボックスのフィット感がないとサーフィン中にフィンがスライドしズレてしまうこともあります。

パワーロックシステム Power Lock System センターフィンBOX

「Funktion クイックスナップ Finロックシステム FK-QSS」同様に工具不要でバネの反発力を利用し固定する仕組み。違いはFunktionはフィンに付けたままの一体となるのに対し、フィンとは別で単体でしようできるので、他のフィンにもいつでも簡単に使いまわせるというのがメリット。BOX FINのネジ穴にパワーロックシステムのバーを差し込み、ヘッドを押しながらひねるとロックでき、外す場合もヘッドを押しながらひねるだけです。

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FCSⅡをご存じでしょうか?簡単に言えば、FCSⅡと同じ原理でフィンの着脱ができる画期的なフィンボルトです。今回紹介した中で最速でセットできます。取り付け方は下に動画を掲載してますのでご覧ください。
今までわずらわしかったフィンボルトの着脱がワンタッチで可能。もちろん工具不要で着脱できます。完全国内生産で材質はサビ、劣化に強いオールステンレス。こちらは私は使用したことがありませんが、もしかしたらフィンボックスの個体差により相性はあるかもしれません。使ってみたい便利なアイテムです。


5)フィンの位置

ロングボードのセンターフィンの位置

センターフィンはフィンボックスのどの位置にセットしたらいいか?位置によってどのように乗り味に影響するか?など基本的なことについて簡単に触れてみたいと思います。フィンボックスは、それぞれのボードに適した位置に埋め込まれています。中間に位置するところがニュートラルな反応をするので、まずは真ん中の位置にセットして使用してみましょう。それから前後にずらし、調整しながら好みの位置を確認していきます。センターフィンの位置は前方(ノーズ寄り)にセットすれば回転性、操縦性が上がり、シングルフィンの場合フィンを中心にしたピボットターンがしやすくなります。逆に後方(テール寄り)だと直進安定性が上がり、スピードもアップし大きな弧を描くターンがしやすくなります。

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