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サーフィンはサーフボード、ウェットスーツ、シャワー用のポリタンクやサーフスタンド、小物類など荷物も多くなるため、快適にサーフィンを楽しむために車選び重要です。
ショートボードや比較的短めのファンボードなら中積みでも車選びの選択肢は多数ありますが、ロングボードを中積みする場合は特に悩ましい。
もちろん、ルーフキャリアに積載するのであれば、多くの車に積載可能ですが、できることなら車内に中積みしたいという声が多いのも現実です。
そこで、ロングボードを中積みできるオススメの車種を紹介いたします。
また、軽自動車にもロングボードは乗せられるの?中積みできる方法を知りたいという方にも参考になる内容となっています。
ロングボードを中積み出来るオススメの車とは?
ここではロングボード向けの車選びを前提に、あなたのサーフィンライフを考えてみましょう。
- ホームポイントとなる海から自宅までの距離(時間)
- 誰と行く?いつも1人?友人と2人、3人…?(何本積載したい!?)
- あなたのサーフボードの長さ、同乗者のボードの長さは!?
- サーフィンに行くペースは!?
近場で30分以内、基本的に一人で行くあなたならロングボードの長さによっては、軽バンの助手席側を全て倒して中積みすることも可能なので選択肢は多数ありますが、少々リスクが伴います。
ロングボードの中積みを絶対条件とするのであれば、室内長があるミニバンがオススメ。
サーフポイントまでの距離長く、高速道路使用することが多い場合、運転の疲労にも影響する居住性、排気量なども点も考慮することを忘れてはならない。
ロングボード中積みと相性抜群「ミニバンタイプ」
複数人で行くなら積載量から見てもミニバンがおススメ!
ミニバンが燃費、維持費の経済性に加え室内空間の仕様からみてもロングボードを積むのには便利な仕様となっている。
ミニバン:日産セレナ、トヨタノア、ヴォクシー、ホンダステップワンゴン等
ロングボードを積むこと前提とすればトヨタノア、ヴォクシー、ホンダステップワンゴンの
中央のウォークスルーができるキャプテンシートタイプを選びたい。
なお、日産のセレナなどに備わっているスマートマルチセンターシートがあるとウォークスルーエリアにボードを入れることができませんので、これを外すことでロングボードを入れるスペースを確保できます。外したままでは車検は通らないと思いますので車検では取り付けておきましょう。いずれにしても自己責任でお願いします。
さらに室内の天井の高さにもよりますがインテリアバー等を使い積載も可能。
気になるのはボードの長さは何フィートまで載せられるか?
車種、年式などによりその長さは微妙に異なってくるため、事前に調べ検討することをお勧めします。
ロングボードのボリュームなどでも変わる可能性もありますのでご注意ください。(9’0~9’3f程度ならどの車種でも対応できそう!?)
※ロングボードをハードケースに入れた状態だと厚み、長さからも収納スペースを圧迫するケースも出てくるので、その場合ニットケースに変えるなど工夫すると良いでしょう。
ミニバンなら3つの方法で中積みできます。
お勧め順に紹介!
① ウォークスルーのスペースに積む
7人乗りによくあるキャプテンシートタイプのウォークスルー(前方から後方まで抜ける中央のスペース)に積む方法。
2023年6月現在での新型モデルの室内寸法で比較してみます。
車種 | 室内長 | 室内幅 | 室内高 |
---|---|---|---|
日産セレナ | 3,135mm | 1,545mm | 1,400mm |
トヨタボクシー | 2,805mm | 1,470mm | 1,405mm |
トヨタノア | 2,805mm | 1,470mm | 1,405mm |
ホンダステップワゴン | 2,845mm | 1,545mm | 1,410mm |
「車内長 = サーフボードの入れられる長さ」ではありません。
ダッシュボードやオーディオコンソールなどの出っ張りなどにより、実質、ボードを入れられる長さは、その構造により異なってきますので、ご注意ください。
日産セレナが室内長3,135mmと最長!
オーディオコンソールなどの出っ張りを考慮しても、9’6フィート(2,896mm)までは少なくとも対応できそう!?
ちなみに、最新が6代目モデルですが、旧モデル(5代目)は室内長3,240mm。
下の写真の車は3代目日産セレナC25系です。
室内長:2,825mm / 室内幅:1,470mm / 室内高:1,355mm
少し小細工( 運転席と助手席の間のウォークスルーの床に高さを上げるためのクッションを置き、さらにボードのロッカー(反り)を生かし先端を出っ張りから少しだけ避けるように入れる)をして、9’6フィートがウォークスルーエリアになんとか入ります。ただし2本目は9’3ぐらいまでしか入りません。
ちなみに写真の青のラインが入ったニットケースのロングボードは9`6フィートです。ボードの厚みや形状よって入らない可能性も考えられますので、予めご自身でご確認ください。
最大2枚は入りますが、サーフボード、ハードケースの厚さによっては2本入らない場合があるので、ニットケースなどにするなどして少しでも厚みを減らすと良いでしょう。
次いで、ホンダステップワゴンの室内長2,845mm。9’2フィート(2,794mm)でギリギリか!?
ちなみに、最新が6代目モデルですが、旧モデル(5代目)は室内長3,220mmなので、旧型の方が長めのロングボードを入れるには良さそうです。
トヨタのボクシー&ノアは室内長2,805mm。9’0フィート(2,743mm)でギリギリか!?
ちなみに、最新が4代目モデルですが、旧モデル(3代目)は室内長2,930mmと、こちらも旧モデルの方がロングボードを入れるには良さそうだ。
2023年現在の新車のミニバンだと、日産セレナが室内長が最も長く、9’6フィートなど長めのロングボードを中積みしたい場合、最新モデルならセレナ一択かもしれません。
② 天井の余っている空間を生かし収納
中積みすること前提として考えるとミニバンの場合、アシストグリップに引っ掛けて、天井の余っている空間を生かし収納スペースにしてしまう「インテリア・バー」等を使って室内天井に乗せる方法。
天井には、フロント側はカーショップやホームセンター等で販売しているインテリアバーを使い、後方側は自作のインテリアバーにキャリア用のキャリアカバーのクッション材を付けています。
写真のボードはパフォーマンス系の9’2フィートです。
この設置方法の例ですと、9’2フィートの長さのサーフボードまでなら対角線上に入れることで、なんとか入りますが、厚みによっては9’2でも入らない場合もあります。
インテリアバーを自作したり、他のバーにすることで、厚みのあるボードでも対応可能になるかもしれません。
天井部にモニターがある車は天井積載の際に邪魔になり入らない可能性が高いので、天井にはモニターなど余計なものがない車種を選びたい。
車内の天井にボードを積載したいとお考えの方は便利な市販のインテリアバー(ハンガーバー)やDIYで作るバーを紹介していますのでご覧ください。
③ 助手席側のシートをすべてフラットにして積む
助手席側のすべてのシートをすべてフラットにして積む方法がありますが、この方法だと、「① ウォークスルーのスペースを使って収納」する方法よりも多少長いロングボードも載せられるようになるメリットはあります。
ただ、助手席側が全て使えなくなるので、複数人で行く場合に好ましくありません。
オススメは、
「① ウォークスルーのスペースを使って収納する」と「② 天井の余っている空間を生かし収納する」を組み合わせた収納方法。
これならロングボードが最大3枚積載可能。しかも搭乗者も4人は問題なく乗れ、荷物の量次第にはなりますが最大6人も可能となります。
圧倒的な室内スペースのミニバン:トヨタハイエース、日産キャラバン
言うまでも無く圧倒的な室内スペースを持つミニバン。
人気車種のトヨタハイエース・日産キャラバンの荷室寸法で比較してみます。
5ナンバーでは室内寸法で比較しましたが、ここでは荷室寸法で比較しています。
車種 | 室内長 | 室内幅 | 室内高 |
---|---|---|---|
ハイエース バン(スーパーGL) | 3,000mm (1,855mm) | 1,520mm | 1,320mm |
キャラバン バン(ロング) | 3,050mm (1,960mm) | 1,520mm | 1,325mm |
サーファーにも絶大な支持を受ける人気のハイエースやキャラバンはミニバンより積載の面では大幅にUPすること間違いなし。
燃費、維持費の経済性は5ナンバーには劣るもののサーフボードの積載など使い勝手の良さは群を抜く。
室内キャリアなどがなくても、そのままでも余裕で収納できますが、アレンジ次第で積載量、使い買ってもさらにアップできます。
室内の高さは、思ったより高くない、軽ワゴンやミニバンのほうが若干だが高いのは意外です。
ハイルーフであれば天井の部のスペースもさらにUPし、より収納も可能。
ステーションワゴンタイプ
トヨタのカローラ ツーリング、カローラフィールダー、スバルのレガシィアウトバック、レヴォーグ、マツダ6ワゴン、ボルボなどがあります。
ロングボードの中積みする場合、助手席側のシートと2列目シートを倒しても、長さが足りない車種が多いが、視界やフロントガラスの破損リスクなどを無視するなら、助手席側のダッシュボードまで乗せることで可能。
もしくは、運転席以外の、座席を全て倒し対角線上にボードの斜め積みする方法。この場合、視界を遮ることなく安全に積載可能。この場合は1人乗りとなってしまう為、中積みなら1人でサーフィンされる方向きと考えます。
ルーフキャリアを使ってこそ真価を発揮
ステーションワゴンタイプは、外積みはなりますが、ルーフキャリアを使ってこそ、真価を発揮します。
今回のテーマとは外れてしまいますが、中積みにこだわらなければ実はロングボードにも向くのがこのステーションワゴン。
キャリアを使うことでロングボードならMAX3,4枚の積載は可能。
車高も低いのでボードの積み下ろしも楽にできます。複数人でサーフィンに行く場合にも意外とスペースを使うボード以外の荷物を乗せるのにも良い。また車体重量、重心から見てもロングボードを複数積載した場合の車の安全面から見ても安心です。
キャリアに積載することだけで考えれば、近年人気のSUVタイプより、車高(天井)はあまり高くないタイプの車種が積み下ろしが楽でおススメです。
ちょっとしたことですが、毎回海に行くたびに必要な積み下ろしですので、意外とこの車高がポイントなんです。
実際に私も体験して感じていたことです。例えばスバルの「レガシーツーリングワゴン」と「SUVタイプのレガシーアウトバック」ですと、一見サーフィンならアウトバックがサーフィン向きの様に感じますが、ことキャリアにサーフボードを乗せるだけに着目すれば天井の高さの低いレガシーツーリングワゴンが積載が楽でおススメ。
ただ悪路や駐車スペースの関係で段差があり車高が低いと厳しい場合も考えられるため、SUVの方が安心ではあります。
利用するサーフポイントなどの環境も良く考慮し検討する方が良いでしょう。
車のルーフキャリアに積む為のポイント・注意事項
キャリアに積む場合は、風の抵抗等の影響を考え必ずボードのボトム側(裏側)を上に向け…テール(尾っぽ側)は前にしましょう。
サーフキャリアの取扱説明書等にはケースの無い状態(ボードのみ)で積むように説明されているようですが、ニットケースやハードケースに入れた状態の方がしっかり固定でき、また積み下ろしの際にボードを傷けにくいというメリットがあります。風の抵抗やケースの重量、厚みも増えてしまうこともある為なのか!?取説で推奨されてる方法ではありませんので自己責任でお願いします。
ケースがない場合、ボードとボードの間にはタオルなどのクッション等を挟んでおくと良いでしょう。
車種にもよりますが、なるべく、サーフボードが車のフロントガラス部より前に出ないように積むと、風を受けにくく、風による負荷を軽減出来、サーフボードが外れるなどの事故やトラブルのリスクを最小限に抑えることが出来ます。特に高速道路ではこの点は要チェックです。
またサーフボードを固定するためのアタッチメントのベルトは定期的に交換されることをお勧めします。
ベルトの造りを見て頂ければお分かり頂けると思いますが、写真画像のように糸で縫っている部分があります。
ここの糸が長期使用により劣化し走行中に突然外れてしまうこともあります。
これが高速なら最悪の事態を招くことも考えられますのでベルトの定期的に早めの交換、そしてキャリアの定期的な劣化チェック、メンテナンスをお勧めします。
軽ワゴン・バン
一人で近場へのサーフィンなら軽ワンボックスでも中積み可能。
助手席側のシートを全て倒し助手席側に乗せる方法です。
ただ、ロングボードですと長さ的にあまり余裕はない車種がほとんどですので、購入前に積載可能かの調査は必要。
N-BOXなどの軽ワゴン
車種 | 室内長 | 室内幅 | 室内高 |
---|---|---|---|
N-BOX | 2,240mm | 1,350mm | 1,400mm |
TANTO | 2,060mm | 1,350mm | 1,370mm |
9’0フィート(2,743mm)であれば、室内の広さで人気のN-BOXでも年式によるかもしれませんが、ギリギリ入るらしい!?
あくまでも、入れていたサーファーからの情報ですが、単純計算だと室内長より503mm足りないです。
ダッシュボードの奥行きの分+少しだけ斜め入れか、上下に傾向けて長さをかせぎ入れているのか?
ただし、フロントガラス付近にまでサーフボードを置くことになるので、急停車や事故などの際にフロントガラスが割れたりするリスクが高くなるのでお勧めはしません。視界も悪くなります。
ということで、こちらの動画見つけました。
なんと9’1フィート(2,769mm)のロングボードが入ります。
前方は助手席に足元置くので運転中の前方、サイドの視界を遮ることがないのは良い。
これなら一人でサーフィンにいくことができそうです。
ただし、リヤガラスの破損リスクや後部の視界などの問題もありますので、自己責任でご検討ください。
エブリィ、ハイゼットカーゴなどの軽バン
より収納量があるエブリィ、ハイゼットカーゴなどの軽バンタイプでも同様で、前述のN-BOXの動画のような入れ方入れることでロングボードを積載することは可能です。
ロングボードは重量もありますので衝撃でリアガラスなどが破損する可能性も十分に考えられますので、絶対動かないようにしっかり固定するなどの対策を取る必要があります。リヤガラスの破損リスクや後部の視界などの問題もありますので、自己責任でご検討ください。