ファンボードやロングボード購入の際の こんなご相談がありました。「サーフボードを車でどのように持ち運びをされているのか調べてみましたが、いまいちはっきりと分からずでした」「サーフボードを載せる際、室内長ぎりぎり、もしくは少しオーバーしている車に無理矢理載せるのは、ケースに入れていてもやはりボードを傷つけてしまったり、良くないでしょうか。」これからサーフィンを始める方などサーフボードを購入するにあたってこのようなお悩みをお持ちの方は少なくありません。ファンボードやロングボードの場合、車内の長さ・スペースに制限がある中でどのようにしたら良いか?、これまで当店でご相談を受けた内容をもとに、ボード選びやキャリアや車内への中積みなどの積載方法について、メリット、デメリットも含めまとめてみました。なお、ここではロングボードや長めのファンボードをご検討中の方向けの内容となります。
■目次
1)サーフボード選びと車への積載
- 優先すべきはどちらか!?
- 本来の目的を優先すべき理由
- 妥協とサーフボードの選び方
2)サーフキャリアで外積みする場合
- サーフキャリアのメリット
- サーフキャリアのデメリット
- 安全上、車外(キャリア)に載せるのはあまり良くないのでは?
3)車内へ中積みする場合
- 中積みのメリット
- 中積みのデメリット
- 車内への中積で気を付ける点
- 室内長ぎりぎり、もしくは少しオーバーしている車の場合
1)サーフボード選びと車への積載
- 優先すべきはどちらか!?
- 本来の目的を優先すべき理由
- 妥協とサーフボードの選び方
2)サーフキャリアで外積みする場合
- サーフキャリアのメリット
- サーフキャリアのデメリット
- 安全上、車外(キャリア)に載せるのはあまり良くないのでは?
3)車内へ中積みする場合
- 中積みのメリット
- 中積みのデメリット
- 車内への中積で気を付ける点
- 室内長ぎりぎり、もしくは少しオーバーしている車の場合
1)サーフボード選びと車への積載
ファンボード・ロングボード購入を検討段階で、多くの方が悩みの種になっていのが中積み時のボードの長さの問題です。室内長に余裕がある車を持っていれば何の問題もないのですが、サーフィンの為だけに車を買い替えるわけにもいかず、そうなれば「サーフキャリアを付けて対応するか?」「サーフボードの長さ・サイズを妥協して室内長に合ったボードを選ぶか?」の2択となるでしょう。
優先すべきはどちらか!?
よくある相談・悩みに「サーフィンを始めたばかりの方がサーフボードの購入を検討、ロングボードが欲しい…」しかしながら、長さの問題で車にロングが中積みできない。そこで、妥協して今乗っている車に中積みできる長さのファンボードを購入するか!?キャリアを付けて外積みするか!?迷っている。ここではこの悩み(ロングボードが欲しい…)を例にして話を進めていきます。
本来の目的を優先すべき理由
これからサーフィンを始める方にとって、ロングボードもファンボードも多少違いはあれど同じようなもの…と安易に考えてはいませんでしょうか?このファンボードと言うのが曖昧なもので、ショートに近いタイプのもの、ロングに近いもの、その中間くらいに位置するものなどもあります。よくあるケースで、先々はショートボードに乗りたいが、いきなりショートは浮力も無く難しいので最初はトレーニング用としてファンボードから始める…という方も少なくなく、サーフィンを始めるにあたり良いボード選びの一例です。一方、ロングに乗りたいといった方が、車の積載問題でファンボードを選ぶといった場合は、ボード選びには注意する必要があると考えます。前者のような先々ショートをやりたい方は自分のレベルに応じたボード選びを検討しているのに対し、後者のロングボーダーを目指している方の場合、サーフィンとは別な要因で妥協してボード選びをしているということです。
ロングボードよりファンボードの方が浮力は落ちます。初心者の最初の壁となるパドリングやテイクオフも浮力があればあるほど早く習得でき乗れるようになるのも早いです。これからサーフィンを始める方には理解しがたいことかもしれませんが、実際に乗り比べれば乗り味はもちろん、パドリング、テイクオフなど思っている以上にボードのタイプやサイズによる影響が大きいと感じることでしょう。実際にサーフィンを始めれば分かることですが、サーフィンは想像されている以上に難しいスポーツです。パドリング、テイクオフ…と自力で立って乗れるようになるまでが時間が掛かかりとても難しく大変です。しっかりと立って乗れるようになる前に挫折して諦める方も少なくありません。それゆえに少しでも楽に、簡単に、そして早く乗れるようになる近道となる重要なポイントがサーフボード選びなのです。個人差はありますが、ボード選びで雲泥の差が出るといっても過言では無いほど重要です。目的がロングボードをすることであれば、妥協するのはサーフボードではなく積載方法です。キャリアで多少予算がかかったり、積み下ろしの手間などはあっても、「出来る限りサーフボード選びを犠牲にしない方法をお勧めします。」
妥協とサーフボードの選び方
とは言え、サーフィンの楽しさを肌で感じ、続けることが一番ですので、気軽に車に積み下ろし出来ることもサーフィンを始める… 継続させる…、一つの選択肢です。どうしても中積みは妥協できない(ロングボードを妥協する)のであれば、なるべくロングに近いタイプのファンボードを選ぶことです。ロングに近いファンボードとは?形状がロングボードに近い形状(ノーズがワイドで全体的に幅広でゆったりとしたアウトライン)であること、さらに浮力(厚み:ボリューム)もしっかりあるファンボードを選ぶと良いでしょう。
「ロングボードが欲しい…」を妥協してファンボードを選ぶことに対するマイナス面の話を沢山しましたが、ある程度浮力のあるファンボードをチョイスしつつパドリング、テイクオフ、そしてある程度乗れるようになれば、ロングボードに乗ることは比較的簡単ですので、あまり悲観的になることでもありません。もちろんロングはロングの難しさがあり、ターンなどの操縦性はファンボードより難しくなりますが…。入り口として立って乗れるようになるまではロングボードよりは苦労すると思いますのでその点だけ頭に入れた上で検討すれば良いでしょう。
2)サーフキャリアで外積みする場合
車への中積みなど制限がある中でサーフボード選びの考え方について紹介しましたが、ボード選びでお悩みの方は参考になりましたでしょうか?方向性は見えてきたでしょうか?続いてキャリアや中積みついてメリット、デメリットから注意事項、積み方などを紹介します。
サーフキャリアのメリット
- クルマを買い替えることなく様々なボードを積載することが出来る。
- 積載量的にもある程度柔軟性がある。
- 車内スペースにゆとりがあるので複数人で同乗しサーフィンも可能。
サーフキャリアのデメリット
- サーフボードを積んで高速など走行中にボードが外れたり緩んだりしないか心配
- ボードを積みっぱなしだと買い物や用事で車から離れる場合に盗難など心配
- 積み降ろしが面倒
- 雨の時はボードやケースが濡れたり、積み降ろしが大変
- キャリアを購入するための費用が掛かる
- 安全面を考えるならキャリアの定期的な点検、買い替えが必要!?
安全上、車外(キャリア)に載せるのはあまり良くないのでは?
確かにキャリアで一番心配なのは安全面です。走行中は常にサーフボードは風を受けています。ボードの締め付けが甘かったり、経年劣化や故障など何らかの理由でサーフボードが外れたりした場合、ボードが吹き飛んで破損、最悪の場合は後続車などにぶつかるなど走行に影響をあたえ大事故になる可能性だってあります。市販されているキャリアであれば、正しく設置し使用すればこのような心配は無いかと思います。ただ万が一がないとは言い切れません。また長年使っていると経年劣化による強度低下などで、ある日突然…なんてこともあるかもしれません。定期点検や部品交換など、トラブルを未然に防ぐための対策も必要かもしれません。特にサーフボードを積んで高速道路を走行することが多い方は、点検等はこまめにされたり、サーフボードを積む際にしっかりと固定されているか?ぐらつかないか?などしっかり確認したり、移動途中の休憩などのでチェックするなど安全面に気つけて使用されることをお勧めします。
サーフキャリアに関する内容はこちらにも掲載しておりますので参考にして頂ければと思います。車のサーフキャリアに積む為のポイント・注意事項
サーフキャリアに関する内容はこちらにも掲載しておりますので参考にして頂ければと思います。車のサーフキャリアに積む為のポイント・注意事項
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3)車内へ中積みする場合
中積みのメリット
- ボードの積み下ろしが楽・簡単
- 雨の場合にボードが濡れない
- 車内なので盗難の心配がなく、安全面でもキャリアのようにボードが外れた緩んだりしないか心配する必要がない
中積みのデメリット
- 軽や乗用車などの場合、助手席側が使えなくなるなため、複数人で同乗することが難しくなる
- 車のサイズに応じサーフボードを入れられる長さに制限がある
- 積み方次第では運転中の視界が悪くなるなど安全面に影響が出る可能性がある
車内への中積で気を付ける点
- サーフボードは”コツン”とぶつけただけで簡単に破損してしまう程デリケートです。積み下ろしは慎重に行うこと。最低限、ニットケースは必要。スペースに余裕があればハードケースの方がなお良い。
- 安全面。運転の妨げにならないようにすること。運転に支障のない視界をしっかり確保すること。ボードがぐらつかないようにすること。とっさの急ブレーキやカーブなどに対応できるように、運転に影響がでないようにする。ボードを助手席側のダッシュボードの上に載せるのはやめた方がいいです。万が一の時にとっさの急ブレーキでフロントガラスにボードが当たりその衝撃でボードはもちろん、ヘタすればフロントガラスが割れる危険性もあります。積載の際は左右前後でほとんど、動かず ぐらつくことが無ければ問題ありませんが、基本的にはシートなどに何にかしらで動かないように固定しておく方がよいかと思います。運転の妨げにならないことはもちろん、ボードの破損防止にもなります。
ベルトはこのようなものでシート等と固定すると良いです。(ルーフキャリア 荷締めベルト)
室内長ぎりぎり、もしくは少しオーバーしている車の場合
このようなケースでは助手席側にボードを載せるということがほとんどだと思いますが、あきらめるのはまだ早いです。助手席の足元付近に多少入れつつ、多少斜めに積むことで積める可能性も十分にあります。メーカー室内長だけで判断せずメジャー等で実際に測ってみてください。サイズオーバーでも入れ方をちょっと工夫すれば案外入ったりします。
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