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サーフボードに付着したワックスを綺麗に落とす方法と注意点を紹介。
また、サーフボードをできるだけ傷つけずにワックスを剥がすコツ&オススメのアイテムを知りたいという方にも役立つ情報となっています。
筆者は、2008年からサーフショップオーナーとして新品・中古サーフ用品を2500点以上取り扱ってきた経験をもとにサーフアイテムやハウツーなどのサーフィンに特化したウェブマガジンを運営しています。
サーフボードに付着したワックスをキレイに剥がす(落とす)ために準備するもの
準備するものは以下の6つ
- ワックススクレーパー
- ワックスリムーバー
- サーフボードスタンド(ワックスアップスタンド)
- クッキングペーパーなど
- ウエス(布・タオル等)
- ドライヤー(必須ではない)
ワックスをキレイに落とすには、ワックススクレーパー、ワックスリムーバー、ウェスは必須のアイテムです。さらに、クッキングペーパーやドライヤーなどがあると作業性もアップします。
ワックススクレーパー オススメ2選
ワックススクレーパーは、様々なメーカーから販売されていますが、長年サーフボードのメンテナンスで色々なスクレーパーを試してきましたが、中でも現在も使い続けているオススメの商品が以下の2つです。
この2つをその時々で使い分けるのがオススメの使い方ですが、もちろん、1つでも十分に活躍してくれます。
DECANT デキャント ソフトスクレーパー
柔軟性のあるブレードで、この程よい「しなり」「硬さ」が、サーフボードの面にフィットしやすく、ワックス面を傷つけずにキレイに剥がすことができます。
「剥がしやすさ」それでいて「サーフボードに優しい(傷がつきにくい)」
スクレーパーはこれ一本あれば十分と言ってもいい!
初めてワックス剥がしに挑戦するという方にも扱いやすくオススメできるスクレーパーです。
どれがいいかわからない、迷っている方、今まで使ったワックススクレーパーにご不満の方は一度お試しあれ。
TRANSPORTER カーボンスクレーパー
ワックスが固着し、剥がしにくい、固くてなかなか剥がれない…という場合には、こちらのスクレーパーもオススメ。やや硬めでコンパクトなブレードにより、サーフボードの面にフィットし、大きなブレードに比べ、小さな力でも剥がすことができます。
なお、ブレードが小さい分、広いブレードほど力を要しない分、力を入れすぎるとボードを痛める原因にもなりますので力の加減には気をつけたい。
DECANT デキャント ソフトスクレーパーが使い勝手も良く万能なので、あまり出番はないのですが…DECANT デキャント ソフトスクレーパーのサブとして持っておくと良いです。
もちろん、他のワックススクレーパーにも使いやすいものはありますので、いろいろ試して自分に合うものを探してみるのもいいでしょう。
ブレードがボロボロになったら交換!
使っていくうちにワックススクレーパーのブレードがガタガタになってきます。ワックスを落としにくくなるだけでなく、サーフボードを傷つける原因にもなります。
大切なサーフボードを傷つけないようにするためにも、早めに交換しましょう。
ワックスリムーバー
ワックスリムーバーは、ワックススクレーパーでワックスを剥がした後に、残ったワックスを綺麗に拭き取る際に使用します。いずれも無臭のリムーバーですので、ニオイを気にすることなく使用できます。どれを選んでも大差はありません。
上記で紹介した「DECANT デキャント ソフトスクレーパー」とセットで販売されていますので、一緒に購入したい方にはオススメ!
普通のスプレータイプでも十分ですが…こちらはスプレー缶タイプなので、よりムラなく吹きかけることができます。
サーフボードスタンド(ワックスアップスタンド)
サーフボードスタンド(ワックスアップスタンド)は、サーフボードのメンテナンス(ワックスを塗る、ワックス落とし、リペア)を行う際、ボードを傷つけず、作業を快適に行うために便利なアイテムなので準備しておきたい。
詳しくはこちらで紹介しています。
用途に応じた おススメのサーフボード スタンド 7選(ワックスアップスタンド)クッキングペーパー
ワックスを拭き取るのに使用します。必須ではありませんが、あると拭き取りやすくなります。
クッキングペーパー以外にも、フローリング用ワイパーシートやトイレットペーパーなどで代用してもいいでしょう。
ウエス(布・タオル等)
仕上げの拭き取りに使用します。
ドライヤー
必須ではありませんが、「ワックスが固着し剥がしにくい+日光に当てることができない」場合に使用します。
サーフボードは熱に弱く剥離の原因となりますので、サッと当てて固り過ぎたワックスをすこし柔らかくするくらいにしておいてください。くれぐれもドライヤーの当てすぎには注意してください。
ワックスをキレイに剥がす(落とす)の方法・手順
こちらのサーフボードは、一般的なPU(ポリエスター)素材のサーフボードです。
通常、このままスクレーパーで剥がしていきますが、保管期間が多少あり、ワックスも風化気味に固まっており、剥がしにくい状態になっています。
このようにワックスが固く剥がしにくい状態であれば、日光に少し当てておくことで、ワックスが熱で柔らかくなり、剥がしやすくなります。
天気が悪い日や寒い時期にどうしてもやらなければならない場合、ドライヤーを軽く当てながら剥がすことで、日光に当ててから剥がす方法と同じ効果が得られます。
なお、サーフボードは熱に弱く剥離などの劣化を早める原因になりますので、当て過ぎないようにご注意ください。ドライヤーに限らず、熱の影響を受ける日光でも同じことは言えますので、ワックスが固くなりすぎた場合のみの方法としてご活用ください。
ワックススクレーパーで剥がしていきます。
スクレーパーでワックスを剥がす(落とす)コツは適度な力で押さえながら剥がすことです。
強く押さえすぎるとサーフボードを傷つけるので注意したい。
逆に弱すぎてもワックスに付着した砂などがサーフボードと擦れて表面に傷が付きやすくなりますので、ほどよい力加減がポイントです。
初めての方などは、ここで紹介しているスクレーパーが適度な「しなり」があり、扱いやすく、傷つけにくいのでオススメめです。
ワックスをある程度落とせたら、サーフボードにワックスリムーバーを吹きつけ、クッキングペーパー等で付着しているワックスを拭き取っていきます。
一度、クッキングペーパー等である程度落としてから、仕上げにウエスで拭き取るとキレイに拭き取れます。
できるだけサーフボードの表面を傷つけずにワックスを落とす方法。
スクレーパーでワックス剥がす際に、気をつけても擦り傷は少なからずできてしまいます。
特に表面が塗装されている写真のようなモールド・エポキシタイプのサーフボードの場合、表面的な傷が出来やすく目立ちます。砂などがワックスにたくさん付着しているボードは要注意です!
そこで、
「なるべく表面を傷つけたくない」という方は、こちらの方法をオススメです。
スクレーパーを使わずに、日光でワックスをドロドロに溶かし拭き取る方法です。
ポイントは日光でワックスが完全に溶けるくらいまで待ってから、クッキングペーパーで拭き取っていきます。
砂が多く混じっている場合は、なるべく力を入れずに軽く拭き取っていきます。
ある程度、落とせたらリムーバーを吹きつけ、パーパーでキレイに拭き取ります。
この方法は気温の低い冬場の時期は日光だけでは溶けにくくなるため、温かい夏場の天気のよい時期にお勧めの方法です。
色が白に近ければ近いほどボードが熱を吸収しにくくなるため、ワックスが溶け出すのに時間が掛かります。黒や濃色は多少気温が低くても溶けやすく、また短時間で溶けだし、地面・床に垂れ出しますので、放置しないで拭き取りやすいタイミングで拭き取ってください。
なお、サーフボードは熱に弱い製品ですので、この方法は剥離の原因となるなど、少なからずサーフボードにダメージを与えることになるのでご注意ください。自己責任でお願いします。とくに長時間サーフボードを日光に当てるのはおやめください。