ウェットスーツの防寒・浸水対策にオススメのインナーネック&インナー

ウェットスーツの首・背中からの浸水対策にオススメの「インナーネック&インナー」

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ウェットスーツの首(ネック部)やバックジップの背中、ネックエントリータイプの肩周り等から海水が侵入して、寒い時期は冷たくつらいといったお悩みはありませんか?

そんな、お悩みをお持ちなら「インナーネック」や「防寒用インナー」で対策できるかもしれません。

「インナーネック」「防寒用インナー」どっちがいいの?と迷っているあなたにも参考になる内容となっています。

筆者は、2008年からサーフショップオーナーとして新品・中古サーフ用品を2500点以上取り扱ってきた経験をもとにサーフアイテムやハウツーなどのサーフィンに特化したウェブマガジンを運営しています。

ウェットスーツからの浸水について

結論から言いますと、冷たい海水の浸水対策にはインナーがオススメです。

インナーはフルスーツのインナーネック/インナーバリアの代用としても十分に効果があります。

インナーネックに比べて用途を選ばず万能に使えるのもメリット。

コスパの良いインナーの商品は記事後半で紹介しています!

とはいえ、インナーネックがダメだというわけではありません。インナーネック単体ではもちろん、インナー併用することで、より効果が期待できる場合もあります。

ジップ(ファスナー)からの浸水

ビラボンウェットスーツ バックジップ

まずは、ウェットスーツの考えられる浸水要因について考えてみます。

ドライスーツや一部のセミドライスーツを除く、ほとんどのウェットスーツは「標準ファスナー」が使われております。

基本的に標準ファスナーは防水効果はありませんので、海の中に入った瞬間にファスナーから海水が入ってくるのが分かります。

「じんわり入ってくるくらいでしょ!?」なんて思っていると…ガッカリするくらい入ってきます。

海水が冷たい時期は一瞬でヒヤッとするほど。

少々大袈裟かもしれませんが、体感的に勢い良く入ってくると言っても言い過ぎでないくらいです。

ファスナーの付いたタイプのウェットスーツは、オーソドックスなバックジップタイプ、フロント側をジップで留めるチェストジップロングチェストジップタイプがありますが、構造上、バックジップタイプがファスナーからの浸水の影響を受けやすいです。

とはいえ、バックジップ以外でもファスナー以外のところから浸水しやすい箇所はありますので、浸水を避けたい場合、どのタイプでもインナーネックバリアーなどが装備されたものがベストと言えます。詳しくはエントリーシステムの種類と特徴で紹介しています。

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近年、海水の冷たい冬に多くのサーファーが着用する5mmフルスーツ(セミドライ)の国産ウェットスーツなら、吊るしなどのエントリーモデルでも、バックジップタイプは「簡易防水ファスナー」または「標準ファスナー+ネックバリアー」の装備が一般的で、チェストジップなどのエントリータイプでも「インナーネック」などの浸水防止対策がされており、問題はありません。

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ただし、海水の冷たい秋や春先に着用する3mmフルスーツに関しては、このあたりの装備が充実していないものが多いため、浸水の悩みを抱えているサーファーもいることでしょう。

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ネック(首回り)からの浸水

ネックからの浸水は、ウェットスーツのサイズが自分の身体に合っているかどうか?が大きく左右し、特に首回りのフィット感は重要です。

バックジップ、ノンジップ、チェストジップロングチェストジップなど、どのエントリーシステムでも言えることですので、首周りのフィット感は大事で、この部分のフィット感が弱いと浸水の影響が大きくなります。

ちなみに、近年人気のロングチェストジップのネック部は、ネックが長いロングネックと一般的な長さのノーマルネックがあります。冬はもちろん、海水の冷たくなる秋や春先に着用するセミドライ3mmフルスーツの場合のノーマルネックよりロングネックが装備されているモデルがあるのであればそちらをお勧めします。

手、足首の裾部からの浸水

ネック部と同様に、手首、足首のフィット感が弱い場合も浸水しやすくなります。この点は今回のテーマからは少しそれてしまう内容ですが、こちらもフィット感が悪ければ浸水の原因となります。

経年劣化等によるの浸水

ウェットスーツは各パーツ(生地)を接着、縫製し形成されていますが、経年劣化でこの継ぎ目が弱くなり浸水の原因となります。場所によってはセルフリペア(ウェットスーツのリペア方法「綺麗に修理するコツ教えます!)も可能ですが、これがあちこちで浸水があるようならそろそろウェットスーツの交換時期と考えた方が良いです。こちらも今回のテーマからはそれてしまう内容ですが、上半身付近の浸水であれば多少対策になるかもしれません。

ウェットスーツのリペア方法 ウェットスーツのリペア方法「綺麗に修理するコツ教えます」

オススメのインナーネック&インナーバリア

せっかく購入したウェットスーツがファスナー部から浸水したり、少しサイズが合わずネックからの浸水…なんて方もいるはずです。寒い時期にウェットスーツのネック周辺や背中などから冷たい海水が入ってくるのって冷たくて辛いですよね。

少しでも浸水を防ぐ対策をやるしかありません。そこで効果的なのがインナーネックやインナーです。

首から浸水を防ぐインナーネック

セミドライなどのウェットスーツの首周りからの浸水対策にオススメ!

首元からの冷たい水の侵入を抑えるインナーネックです。ウェットスーツの内側に装着して使用します。とにかく首周りかからの浸水をなんとかしたいという方には、インナーネックがオススメ。

使い方も簡単!インナーネックを着用しその上からウェットスーツを着るだけ。

なお、バックジップからの浸水でお悩みの方の場合、背中の下の方までの浸水はカバーできないので、この後で紹介する防寒用インナーがオススメ。

O’NEILL オニール 2mm INNER NECK

人気ウエットスーツブランド「オニール」のインナーネック。

Tabie REVO INNER NECK

生地の厚みは2mm。

MAGIC PRIME 1.8mm INNER NECK

ウエットスーツブランドBE-WETがリリースする「マジック」ブランド。厚み1.8mm、メンズ&レディース。

SURF8 ネックウォーマー 2mm

首元の保温、浸水率を軽減する2mmネックウォーマー。ウエットスーツの首元に差し入れることにより、首からの浸水をブロック/軽減、ネック部分だけですので少しめくれ上がりやすいかもしれません。個人的にはインナーネックの方が無難かと思いますが、用途によっては、こちらの選択肢もありかも!?

防寒用インナー

寒い冬などに防寒用として着用するウェットスーツ用インナー。

このタイプのインナーは、寒い冬などに防寒用のインナーとしても使用するのが本来の用途となっています。冬はもちろん、春秋の肌寒く、海水の低い時期の3mmフルスーツのインナーとしてオススメですが、浸水防止対策としても一定の効果があります。

なお、インナーは浸水防止対策を目的としていませんので、ウェットスーツに装備されているインナーネックやインナーバリアーほどの効果はありませんが、代用の簡易インナーネック・インナーバリアとして、十分に活用できるアイテムです。

セミドライスーツ-バックジップのバリアネック

インナー着用時の効果

インナーを着用することで浸水時にインナーが壁(クッション)となり、侵入してきた冷たい海水からダイレクトに肌に触れることを防いでくれます。インナーが適度に壁になり分散されてから染み込んでくるようになるため、ヒヤッとした冷たさを感じにくくなり体感的にも違いを感じることができるでしょう。

春先や秋口から冬前の頃のフルスーツの浸水対策程度ならこれだけで十分かもしれません。

また、寒い冬にはセミドライなどの防寒用のインナーとしても使えますので、インナーネックとインナーで迷っている方やウェットスーツとの相性が合うかわからない…など決めかねているのであれば、まずは防寒用インナーから揃えて様子を見るのもアリです。さらにインナーネックとダブルで使うとより効果的に対策ができるかも!?

HOT CAPSULE ノーマル ウェットスーツインナー(メンズ&rディース)

ネックまでカバーしてくれるハイネックウェットスーツインナー、驚異的な温熱・保温・蓄熱効果で、寒さからカラダを守る保温インナー。

なお、こちらはハイネックなのでノーマルネックのウェットスーツだと長くはみ出てしまうと思います。

気になる方はウェットスーツのネックと同じ高さになるように折り曲げて着用すれば良いでしょう。折り曲げて使いたくない方、折ジワが気になる方は他メーカーでもノーマルネックなど色々販売されていますのでお探しください。

個人的にはハイネックタイプをオススメします。使用する時期に応じハイネックで使ったり、折り曲げてノーマルネック風に使うのが便利でオススメです。

HOT CAPSULE ノーマル ウェットスーツインナー ネック部

インナーとして使いますのでなるべくサイズはフィット感があるものが好ましいです。

また半袖、長袖タイプがありますが、長袖ですとウェットスーツを着用の際にフィット感次第では腕部にシワがよりやすく着心地にも影響しますので、手首から浸水しやすかったり、腕も寒くてお悩みの方以外は、半袖タイプの方がオススメです。

ちなみに筆者もこちらの半袖タイプを愛用していますが、ほどよい厚みがあり、伸縮性もよく、保温性にも優れており、寒い冬の冬用ウェットスーツのインナーとしてはもちろん、フルスーツのインナーバリアの代用としても活用できるのでオススメです。

HOT CAPSULE ノーマル ウェットスーツインナー 裏地(起毛)

厚みについてもう少しわかりやすい例ですとユニクロの極暖ヒートテックの1.5倍〜2倍くらい厚み(あくまでも主観です)、インナーバリアの代用としても厚すぎず運動性もよく浸水時のバリアとしての役割も果たしてくれます。

正直なところインナーネックがなくても、これがあれば十分ってことも少なくないかも。インナーネックは最後の手段として、まずは二役可能なこちらで試してみることをおすすめします。

ホットカプセル ノーマル

ホットカプセル チタン

より保温性を求める方はこちら。ホットカプセル ノーマルの性能にチタンスパッタリング加工を施し、温かさも抗菌防臭性能もプラス。

防寒インナー「ホットカプセル」については、こちらで詳しく紹介しています!

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