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「サーフブーツを履くとテイクオフで足が引っかかる…」
そんな悩みを感じているサーファーは意外と多いんです。
特に冬になってブーツを履き始めたとき、素足との感覚の違いに戸惑うこともあるでしょう。
実はこの“引っかかり”には、いくつかの原因がありますが、実際にはブーツ選びによって大きく改善できるケースがほとんどです。
この記事では、テイクオフに影響を与える主な原因と、その対策をわかりやすく解説するとともに、“引っかかりにくいブーツ”という解決策になるアイテムもご紹介していきます。
すでに悩んでいる方はもちろん、初めて冬用ブーツを使おうとしている初心者にも役立つ内容になっています。
冬のサーフィンをもっと快適に楽しむために、ぜひ参考にしてみてください。
2008年からサーフショップオーナーとして新品・中古サーフ用品を2500点以上取り扱ってきた経験とサーフアイテムやハウツーなどのサーフィンに特化したウェブマガジンを運営する筆者が、時間をかけて選んだオススメの商品のみを厳選し紹介しています。
なぜブーツを履くとテイクオフで引っかかるのか?

冬のサーフィンに欠かせないサーフブーツ。
しかし、ブーツを履いた途端に「テイクオフのタイミングがずれる」「足が引っかかるように感じる」という声はよく聞かれます。
特に素足でサーフィンしていた人にとって、足元の感覚が変わることで動作全体に違和感が生まれるのです。
この「引っかかる」現象は、ブーツに慣れていない初心者はもちろん、経験者でも少なからず感じます。
では、なぜこのような違和感が起こるのでしょうか?
サーフブーツを履くことで、足元には以下のような変化が起こります。
ブーツ着用による変化はなぜ起こる

- 厚みが加わり、足裏の感覚が鈍くなる
- ソールの硬さ・形状によって動きが制限される
- サイズや素材によって足のフィット感が変わる
- ソールの足先が引っかかる
ブーツを履くだけで足とサーフボードとの“接地感”が変化してしまい、微妙な動きにズレが出てしまうのです。
特にテイクオフのように一瞬の動作が求められる場面では、この“わずかな違和感”が大きな影響となります。
特に初心者の場合、ブーツの厚みや違和感によって「足をうまく出せない」「ボード上でバランスを崩す」こともあります。
でも安心してください。
これは“ブーツが悪い”のではなく、サーフブーツの選び方や慣れの問題であることがほとんどです。
次章では、具体的な原因とその対策を詳しく見ていきましょう。
引っかかる主な原因とその対策

サーフブーツによる「テイクオフの引っかかり」は、いくつかの要因が重なって起こります。
ですが、原因がわかれば対策も可能。
ここではよくある原因と、それぞれに合った解決方法を詳しく解説します。
【原因1】ブーツのソールが厚くて柔軟性がない・足裏の感覚が鈍くなる
ソールが硬く分厚いタイプのブーツは、足の動きに対してラグ(遅れ)が出てしまい、ボード上での動作に違和感が出やすくなります。裏の感覚が鈍くなり、足の位置感覚が狂いやすくなることもあります。
それがテイクオフのタイミングやフォームに影響する。
対策: 薄手や柔軟性の高いブーツ(ソフトブーツ・ソックス)を選ぶことで改善しやすい。
【原因2】ブーツのサイズが合っていない(大きすぎる)
サイズが少し大きいブーツだと、足の動きとブーツの動きにズレが生まれます。
これによりテイクオフ時に足がブーツ内で微妙に動き、ボードとの接地感が不安定になります。
対策:水中でジャストするサイズを選ぶこと。サーフブーツなら普段、履く靴より0.5cm〜1cm、サーフソックス・ソフトブーツなら1cm〜1.5cm程度くらい
【原因3】ブーツ × ワックスでグリップが効きすぎてしまう

定番のサーフブーツは硬くてグリップの良い素材が使われているために、足先がスムーズに滑らず「引っかかり」の原因になることがあります。
さらに、ワックスの影響でさらにグリップ力が増してしまい、引っかかりやすくなる。
その結果、テイクオフ時に不安定になり「引っかかる」と感じることがあります。
対策: ソフトブーツなどのテイクオフ時のひっかりを軽減した設計のモデルを選ぶことで改善しやすい。新たにワックスを塗らない。それでもダメなら、足が引っかかりやすい部分のワックスを剥がす。
【原因4】ブーツに合わせたフォーム調整ができていない
ブーツを履いたことで、知らず知らずのうちにフォームが崩れているケースもあります。
特に初心者の場合、足の出し方・位置・重心のバランスが少しずつズレていることが原因で、テイクオフがスムーズにできなくなることも。
対策:自分のライディングを動画で見てみる、基本姿勢を意識して練習することで改善につながります。
原因と対策方法のまとめ
主な原因 | 内容 | 対策方法 |
---|---|---|
ソールが厚くて柔軟性がない | 足の動きに対してブーツの反応が遅れやすく、ボード上で足が引っかかる | 柔らかい素材・テイクオフ時のひっかりを軽減してくれるモデルを選ぶ(ソフトブーツ・ソックスなど) |
サイズが合っていない(大きい) | 足とブーツにズレが生じてテイクオフ時の安定感が失われる | 水中でジャストフィットするサイズを選ぶ。サーフブーツなら普段、履く靴より0.5cm〜1cm、サーフソックス・ソフトブーツなら1cm〜1.5cm程度くらい |
足裏の感覚が鈍くなる | ブーツの厚みで足の位置感覚が狂いやすく、タイミングがずれる | 薄手のソックス・ソフトブーツなど素足感覚に近いタイプを選ぶ |
グリップが効きすぎる | ワックスでグリップ力が増して引っかかりやすくなる | 新たにワックスを塗らない。または足が引っかかりやすい部分のワックスを剥がす。 |
フォームの変化・クセ | ブーツを履いたことで無意識にフォームが変化している場合も | 動画などでフォームを確認/基本姿勢の見直しも有効 |
テイクオフに引っかかりにくいサーフブーツの選び方

テイクオフの引っかかりに悩んでいる方にとって、ブーツ選びを見直すことが最も効果的な対策のひとつです。
特に近年は、柔らかくて動きやすいタイプや素足感覚を重視したモデル、テイクオフ時の引っかかりを解消してくれるモデルが各メーカーから多数登場しています。
ここでは、“引っかかりにくい”と評価されているブーツの選び方を紹介します。
【ポイント1】つま先のせりあがり形状
つま先のせりあがり形状(曲線のソックス仕上げ)により、テイクオフ時の不快なつま先の引っ掛かりが一般的なブーツと比較して大幅に軽減してくれます。
実際に、テイクオフを引っかかり軽減するモデルとして各メーカーから販売されています。
柔らかいソール&足裏フィットタイプ
引っかかりにくいブーツの特徴は、なんといっても柔らかいソールと足裏への高いフィット感。
ソールの柔軟性が高いほど、足の動きとブーツの動きにズレが生まれにくくなり、テイクオフの際もスムーズに足が出しやすくなります。
また、足首までのフィット性や素材のしなやかさも重要ポイントです。
このタイプは、定番のサーフブーツに比べ軽量であることから、テイクオフのしやすさにもプラスとなる。
なお、柔らかすぎて滑りやすいものもあるので、“柔らかさ”と“グリップ力”のバランスが取れたモデルを選ぶのが理想です。
引っかかりにくいサーフブーツの注目ポイント
通常のハードタイプのブーツではなく、ソフトブーツは特におすすめです。
これらのモデルは、動きやすさと防寒性のバランスが良く、足裏感覚を残したまま履けるため、テイクオフの繊細な動作にも対応しやすいというメリットがあります。
特に以下のような特徴を持つモデルが近年注目されています。
- つま先のせりあがり形状(つま先の引っかかりを軽減)
- 柔軟性のあるソール
- グリップ力のあるラバー素材
- 足首周りが自然にフィットする形状
- 裏返して乾かせる構造(メンテナンス性も◎)
引っかかりにくいと評判のおすすめサーフブーツ6選
テイクオフ時のひっかりを軽減した設計のモデルを厳選。
BEANS SOFT BOOTS III ビーンズソフトブーツ
素足感覚かつ耐久性、防水性に優れる大ヒット商品「Bean’s Boots」
職人がつくる日本製ハンドメイドブーツ。
独特の曲がりがテイクオフ時のひっかりを軽減。
履き口から5センチ幅の「スキン素材のステップカフス」を装備、浸水を最小限にしてくれます。
ハードブーツにはないフィーリングを実現、スタンスの移動もスムーズ。脱着も簡単。
裏返してすぐに乾かすことができるので、ブーツの臭いも気になりません。
サイズ | S(22~23cm) / M(24~25cm) / L(26~27cm) / XL(27~28cm) / XXL(28~29cm) |
O’NEILL オニール アラジンソックス ソフトブーツ
つま先のせりあがり形状(曲線のソックス仕上げ)により、テイクオフ時の不快なつま先の引っ掛かりが一般的なブーツと比較して大幅に軽減。
エントリー部分の内面は、「スキン素材のウォーターブロック仕様」により浸水を極限まで軽減。
素足感覚のフィッティングとグリップ力を発揮します。さらに、ソールの耐久性も向上。
サイズ | 25cm / 26cm / 27cm / 28cm |
修平おじさんのサーフブーツ ソフトブーツ
日本の工場で熟練した職人が一つ一つ丁寧に仕上げたサーフブーツ。
つま先のせりあがり形状(曲線のソックス仕上げ)により、テイクオフ時の指先の引っかかりを軽減し、スタンスの移動もスムーズに。
防寒性の高い裏起毛を使用。
ハードブーツにはない素足に近いフィーリングを実現。
開口部のステップスキン(ウォーターブロック仕様)により、水の侵入を防止。
ブーツ内部の先端を厚さ1mmのジャージ生地で補強し耐久性アップ。ジャージ素材により着脱も簡単。
サイズ | S(23cm~24cm) / M(24cm~25cm) / L(26cm~27cm) / XL(27cm~28cm) / XXL(28cm~29cm) |
SURF8 サーフエイト ソフトブーツ 二股 先割れ
エントリー部分の内面は、「スキン素材のウォーターブロック仕様」により浸水を極限まで軽減。
ソックスタイプのソフトブーツ。
裏返してすぐに乾かすことができるので、ブーツの臭いも気になりません。
2股タイプはラウンドに比べグリップ力が高く、また3mm厚なのでより素足感覚に近いタイプ。
SURF8 の元祖 遠赤外線素材 スーパーファーベストマグマ を採用。
ソフトブーツながら、タフジャージを使用することで耐久性も抜群です。
素材・構造からもテイクオフの引っかかりの改善に効果が期待できる。
サイズ | XS(24cm) / S(25cm) / M(26cm) / L(27cm) / XL(28cm) |
MAGIC PRIMEα マジック プライムアルファ ソフトブーツ
エントリー部分の内面は、「スキン素材のウォーターブロック仕様」になっており、海水の侵入を最小限にしてくれます。
インナーソールはアンチスリップ機能を高めるグリップシリコン仕様。
ソール部分はやわらかいグリップラジアルソールを使用、足の裏の感覚を妨げません。テイクオフの引っかかりの改善に一定の効果あり。
サイズ | XXS(22cm) / XS(23cm) / S(24cm) / M(25cm) / L(26cm) / XL(27cm) / XXL(28cm) |
BILLABONG ビラボン ATHLETE ROUNDTOE
誰が履いても絶賛する”究極の着用感”。
ソールをラバーでは無くプリントに変更することで足袋のように柔らかいフィット感と素足感を演出、ベルトによって内部での足のズレも解消。テイクオフの引っかかりの改善に一定の効果あり。
ビラボン独自の踵の3Dデザインによる”完璧なホールド感”。
構成のサーマル素材【GRAPHENE】起毛による高い”保温正能”。
ブーツを履いているストレスを最小限に抑制し特殊起毛【GRAPHENE】の遠赤外線効果・蓄熱保温によって冷たい海水温の中でもポカポカとしたサーフィンを実現。
サイズ | 24.0cm / 25.0cm / 26.0cm / 27.0cm |
ブーツ以外にできるテイクオフ改善のコツ

ブーツを変えることが最も効果的な対策ですが、実はそれ以外にもテイクオフの引っかかりを軽減する工夫があります。
ブーツだけに頼らず、ちょっとした意識で動きやすさが改善されることもあります。
フォーム・立ち位置・動き方の見直し
テイクオフで足が引っかかるのは、ブーツだけでなくフォームや動作のズレも原因のひとつです。
例えば、足の出し方の角度が少し変わっただけでも、ブーツの分だけ接地感が変わり、つまずいたように感じてしまうことも。
改善ポイント例:
- 足を置く位置を意識してみる
- 動画で自分の動きを見返してチェックする
ブーツに慣れていない間は、意識的にフォームを整えることでテイクオフが安定しやすくなります。
慣れるまでのトレーニングと意識づけ
ブーツの履き心地や感覚に完全に慣れるまでには、ある程度の時間と回数が必要です。
最初は違和感があっても、回数を重ねることで自然にフォームも修正されていきます。
慣れるためのコツ:
- 陸上トレーニングで立ち上がる動作を確認しておく
- 冬の初回サーフィンは「感覚を取り戻す日」と割り切るのも大事
ブーツに頼らず、自分の動きにも目を向けることで、テイクオフはよりスムーズに。
最終的には「ブーツを履いても変わらない自分の動き」を目指せるとベストですね。
まとめ|快適な冬サーフィンは「ブーツ選び+ちょっとした意識」で変わる
サーフブーツでテイクオフが引っかかる原因は、ブーツそのものにあるケースが多いですが、サーフブーツの選び方やちょっとした動きの改善でも解消できます。
特に、柔らかくて足裏にフィットするタイプのブーツを選ぶことで、動きやすさや感覚が大きく変わります。
さらに、フォームの見直しなども組み合わせれば、冬のサーフィンでも快適にテイクオフが決まるようになります。
サーフブーツ選びに迷っている方も、今回ご紹介した内容を参考にして、自分にぴったりの一足を見つけてみてください。