被写体を追いかけて自動撮影「SOLOSHOT3」サーフィンにおススメのビデオカメラ | サーフィンマガジン「73NAVI(なみなび)」

被写体を追いかけて自動撮影「SOLOSHOT3」サーフィンにおススメのビデオカメラ

自動追跡型ロボットカメラマン「SOLOSHOT3」サーフィン

もう誰かにビデオ撮影を頼む必要はありません! 設置したカメラが自動的にサーフィンをしているあなたを(被写体)を追いかけて撮影してくれる「SOLOSHOT3」(ソロショット)。
アームバンドを装着した瞬間から、脇見もせずカメラの視線は、あなただけのものです…。

自分はどんなフォームでサーフィンしているのだろうか? 周囲から見てカッコよく乗れているのだろうか? 今日のライディングはいい感じだった…ビデオに録っておきたかった。と、時には自分のライディングを見てみたいものです。客観視できることでフォームや自分の悪い点など分析しレベルアップのヒントにもなることでしょう。しかしながらサーフィンに行く度に誰かに頼んで撮影してもらうというのは現実的に難しいものです。そんな望みをかなえてくれる、自動追跡ビデオカメラ「SOLOSHOT3(ソロショット3)」の紹介。1年半使ってみた…感想と不具合点も含め記事にしております。

サーフィン・SOLOSHOT3のセットアップ/キャリブレーション

1)SOLOSHOT3は専属のロボットカメラマン

すでに発売(2018/6月)から、2年以上経過した「SOLOSHOT3(ソロショット3)」。恐らく発売当初からSOLOSHOT3に関する多くのレビューが発信されていることでしょう。”今頃って”タイミングではありますが、性能や利便性だけでなく、ある程度使用して不具合はどうなのか?という不安などを持たれている方にも参考になることもあるのではないかと思います。ちなみに、現在使用しているSLOSHOT3は購入して1年半弱ほどです。

SOLOSHOT3はこんな悩みを叶えてくれる

  • サーフィンしている姿を撮影したくても、人にお願いしなければならなかった。
  • 自分はどんなフォームでサーフィンしているのか見てみたい。
  • フォームチェックしたいが撮影してくれる人がいない。
  • 上達していく過程を動画にし記録として残したい。
  • サーフィンがなかなか上達しない。客観視し改善点をみつけたい。

海に行くと多くのサーファーのライディングを目にしていると思いますが、そんな姿を見ながら、自分はどんなフォームでライディングしているのだろう… 周りからはどんなふうに映っているのだろう…。なんて思うこともあるはずです。自分が納得できるライディング、うまく乗れた時のシーンを映像に残せたらいうことはありません。また、実際にサーフィンしていると自分のフォームは分からないわけで、実際に撮影してみると、フォームがカッコ悪くてがっかり、もっと上手に乗れていると思っていたけど実際は全然…なんてことも。プロや上手なサーファーのカッコいいライディングを観たり、イメージしてサーフィンしている方も少なくないため、サーフィンしている本人が想像している自身のフォームと実際のフォームにはギャップがあるのだと思います。

ロングボードと海

それは撮影し映像として客観視できることで、初めて気づくことです。自分ではカッコよく乗れていると思っても現実は…。私も昔、友人に撮影してもらって、自分の想像していた自身のライディングと実際のライディング映像のギャップに落胆したことを思い出します。もともと運動神経・センスがある方なら、イメージどおりにカッコよく、上手に乗りこなせている方も勿論いますが、恐らく多くの初中級者はギャップがあると思われます。

客観視は上達への近道

撮影し自分のライディングを観ることで、客観的にフォームのチェックができるので、修正箇所も理解できるようになりイメージした自分とのギャップを埋めることができます。結果的に上達への近道にもつながっていくことでしょう。SOLOSHOT3で撮影しステップアップに役立ててみてはいかがでしょうか。撮影したビデオを仲間と見ながら語り合うのも楽しいものですよ。もちろんサーフィンに限らず、様々なスポーツシーンで活躍してくれます。

2)SOLOSHOT3「2種類のモデルの機能と比較」

SOLOSHOT3では「Optic65」と「Optic25」の2つのモデルがあります。価格差にして国内正規品で約25,000円程度差があります。ここでは二つのモデルの違いについて比較してみます。といっても、違いはシンプルです。SOLOSHOT3では本体のベース(カメラの台)があり、最大2,000フィート(約610m)離れた場所まで自動パン、チルト、ズームができます。操作のためのタッチスクリーンもこのベースに備わっております。そして追跡するために身に付けるタグ(送信機)があります。いずれのモデルも共通ですのでスペックや機能性に違いはありません。違いはベースに付いている「OpticXカメラ」のみとなります。SOLOSHOT3には「Optic65」と「Optic25」と2種類ありますが、ここがカメラの部分の名称となっています。

「SOLOSHOT3」サーフィンと海。三脚

「Optic65」「Optic25」の2つのモデルの違い

もうお分かりかとは思いますが、簡単に言えば「Optic65」「Optic25」2つのモデルの違いは、カメラ性能(画質と光学ズーム)です。

  • Optic65 は撮影サイズが「最大4K/30fps」、光学ズーム「65倍」。
  • Optic25 は撮影サイズが「最大1080p/60fps」、光学ズーム「25倍」。
  • 写真解像度はどちらも「1200万画素」で同じ。
  • 追跡レンジは最大2,000フィート(610m)で同じ。

キット内容:

  • SOLOSHOT3 ベース
  • タグ
  • アームバンド
  • Optic65 or Optic25 カメラ
  • mini USB 充電ケーブル
  • 三脚ツール/ アダプターネジ
  • スタートガイド

* 撮影にはMicroSDカード/ 三脚 が別途必要。

光学ズーム

「Optic65」「Optic25」で撮影する上で一番大きな違いは光学ズームの倍率です。「Optic65」は65倍の光学ズームを搭載。「Optic25」は25倍の光学ズームを搭載。いずれも最大約610m離れた場所までの撮影が可能となっていますが、最適な撮影距離としては「Optic65」最大610m離れた場所までの撮影に最適。「Optic25」約182m離れた場所までの撮影に最適となっております。一般的な国内のビーチブレイクポイントであれば「Optic25」で対応できそうですが、実際にカメラをセットできる場所を想定し、距離的に問題ないか確認した方が良いでしょう。設置場所の問題でカメラと被写体の距離があまり離れていると望遠距離の限界によりズームしても小さく写ってしまうので注意したい。「Optic65」であれば、距離的に余裕がありますのでほとんどの海(ポイント)で撮影距離の心配はなく、SOLOSHOT3が最適なズームで撮影してくれるはずです。

「Optic65」と「Optic25」の動画がありましたのでご覧ください。同じような距離感で撮影されているように感じますが、このような距離くらいであればほとんど差が無いようです。SOLOSHOT3は自動でズームして撮影してくれますので距離が離れると拡大できる許容範囲が違いますので、その差が表れてくるはずです。

SOLOSHOT3 | A First Look at the Optic25 Camera

SOLOSHOT3 + Optic65 | SUP session shot in 4K

撮影サイズ

「Optic65」は最大「4K/30fps」、フルHD(1080p)は30, 60, 120 fpsで撮影が可能。「Optic25」は4K対応しておらず、最大「フルHD(1080p)/60fps」、フルHD(1080p)は 30, 60 fps、720pは120 fpsで撮影が可能。4Kでの撮影が必須なら「Optic65」の一択となる。

カメラマンがいなくても自分撮りが出来る「SOLOSHOT3」サーフィン

タグ(送信機)

設置したカメラ(SOLOSHOT3)が自動的に被写体を追いかけて撮影するわけですが、それにはタグ(送信機)を身に付ける必要があります。SOLOSHOT3のベースがタグ(送信機)を身に付けたあなたを追従して撮影をしてくれます。タグはアームバンドやウエストバンドに簡単に装着可能。追跡と録画はボタンを押すだけで操作でき撮影状況の確認もできます。有機ELディスプレイに、最深100フィート≒30mの防水性と耐衝撃性も兼ね備えていますのでサーフィンでも安心して使用することできます。

複数で撮影したい時の「マルチモード」

マルチモードはタグをつけた複数の被写体を一台のカメラで追う撮影機能。撮影対象を自動で切り替え、複数の被写体の撮影を行なってくれます。
※マルチモードで撮影する場合、タグ(送信機)を人数分準備する必要があります。キットにはタグは1つしか付いてきませんので、別途追加購入となります。

マルチモードには「最速」「最近距離」「手動でボタン押す」「グループ」の4つのオプションがあります。オプションの設定に応じた撮影をしてくれます。下の動画をご覧ください。こちらは「最近距離」で撮影しており、カメラから最も近い被写体を追いかけ撮影してくれます。サーフィンの場合は「最速」に設定しておくと良いです。「最速」は最も速く動いているタグをカメラが追尾するモードで、サーフィンやサッカー、スケートボードなど、被写体がアクションの中心的存在となるようなスポーツ等に最適。


参考までに残りの2つのモード、「手動でボタンを押す」は身に付けたタグのボタンを押すと、そのタグをカメラが追尾撮影。「グループ」は新しく追加されたモードのようですが、全員が画面全体に入るようにズームするモードです。

ハイライトシーン自動的に抽出する無料編集ソフトが使える!

SOLOSHOT3ユーザーのための編集ソフト(アプリケーション)が公開。SOLOSHOT3購入が条件(必要)となるようですが、SOLOSHOTedit(無料編集ソフト)で編集することが可能。しかも。。。なんと、ハイライトシーンを自動的に抽出して、ベストクリップの編集、結合、シェアが簡単に行えるという便利なソフトです。

3)1年半使ってみた…感想と不具合点の有無

最後に、一年半弱ほど使ってみて感じたことや皆さんが気になる点の一つにもあげられる品質、故障などの有無について お伝えしたいと思います。なお、あくまでも私の例であって、品質面では使用頻度、使い方や個体差などもありますので、ご理解の上ご覧ください。

使ってみて感じたこと

満足に値する追従型カメラです。基本的に不満という不満はありませんが、強いて言えばセットアップ時間がかかるという点。毎回撮影前に電源を入れるとセットアップというかキャリブレーションに約1分ほどかかります。とは言えSOLOSHOT2は8分だったようで、それからすれば大幅に短縮されており、1分ぐらいなら不満と言うほどではありません。もう一点、センターリングについてですが、不満というよりは注意しておきたいポイントです。SOLOSHOT3を設置後、電源を入れキャリブレーションが始まるわけですが、この時に被写体を常にカメラの中心で撮影できるようにセンターリングも行ってくれます。旧モデルでは、歩きまわって被写体のセンタリングをする必要があったようですが、SOLOSHOT3ではその必要性がほぼなくなったようです。

自動撮影機「SOLOSHOT3」

しかしながら多少は歩きまわりながらセンターリングを取らないと被写体が中心から少しずつズレてしまう症状が何度かありました。最初の数程度?は画面内に入っていますが、それ以降は被写体が画面から外れた状態で録画されており、ほとんど自分は映っていなかったということも何度かあります。そんな時に限っていい波だったり…ガッカリします。原因ははっきりしませんが、恐らく多少は歩きまわりセンターリングを取った方がこのようなことは起こらないよう感じます。

品質・不具合点について

品質面で耐久性というか故障してすぐに使えならないか心配でした。やはり購入の時点での一番の心配がこの点でした。当時、「日本での利用者によるレビューが少ないこと」「販売から時間が経過していないこと」「海外の製品であり、故障時などのアフターサービスに不安」が購入の際の一番の不安点でした。決して安い買い物ではありませんので価格面からも、購入を検討されている方にとって慎重になる点ではないでしょうか。実際のところ、使用頻度としては週1程度となりますが、現在、何のトラブル、不具合もなく使えております。1年の保証期間が終わってしまいましたので、これからどうなるかはわかりませんが。

自動追跡型カメラ「SOLOSHOT3」海とサーフィン

なお、当時、並行品が安く販売されておりましたが、不具合など万が一のことも考え、アフターサービス面で利のある国内正規販売品をビッグカメラで購入しております。使いかたで注意している点と言えば、移動の際はケースにいれてしっかりと保護していること、恐らくカメラ本体は防水ではないので雨天などの際は、使用を避ける。雨天の時にビニール等を被せて撮影している動画を見たことがありますが、カメラに負担をかける可能性が無いとはいえませんので、カメラに負担をかけるような撮影はNGとし使用しています。ちなみにどうしても雨天で撮影したいのであればウェザープロテクターも別売りで販売されているようです。

サーフィンシーンを撮影する上で、SOLOSHOT3は機能面からも満足に値するカメラで、ご検討の方におススメできる商品です。但し、品質面、アフターサービスについては筆者もまだまだ、検証途中といったところですので、その点はご了承のうえ、参考にして頂ければ幸いです。

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