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知らなきゃ怖い!クラゲによる事故や被害と刺されたときの正しい対処法と予防方法について解説。
サーフィンや海水浴など海のレジャーで賑わう時期は、クラゲの発生による被害も増加します。
海水浴で楽しむ方はもちろん、季節を問わず海に入るサーファーにとって悩やましい問題です。
クラゲの種類によって、発生時期や刺されたときの対処方法が違うってご存知ですか?
もしかしたら、あなたが教わった知識は間違っているかもしれません。
いざという時に、間違った対処方法で悪化させたり、取り返しのつかない事態にならないように注意したい。
そこで、クラゲ対策に役立ててもらうために「クラゲの発生時期や注意すること」「刺された時の対処法」について調査しました。
さらに「予防方法・対策グッズ」も紹介しています。
筆者は、2008年からサーフショップオーナーとして新品・中古サーフ用品を2500点以上取り扱ってきた経験をもとにサーフアイテムやハウツーなどのサーフィンに特化したウェブマガジンを運営しています。
クラゲの種類と発生時期:夏の海でクラゲ被害を防ぐ方法とあなたが信じているクラゲ対策のウソ!
クラゲの種類によって、発生時期や対処方法は変わります。
ここでは日本で発生するミズクラゲ、アンドンクラゲ、アカクラゲ、ハブクラゲ、カツオノエボシについてクラゲの発生時期や対処方法について紹介していきます。
アンドンクラゲ
「お盆を過ぎるとクラゲが出る」と言われますが、夏の海水浴で刺されるクラゲの正体はこの「アンドンクラゲ」です。
傘の直径が2~3cmほど、そこから4本の触手が伸びており、長さは20cm程度のものから長いものでは60cmもあるようです。
「電気クラゲ」とも呼ばれ、刺されると電撃のような痛みを感じます。
透明な小型のクラゲで触手も細く、海の中では発見しづらいようです。
症状
気が付いたら刺されていた…といったケースではこのアンドンクラゲの触手にあたってしまった可能性が高いとのことです。
また、ちぎれた触手でもしばらくの間、毒針を発射することができるようですので注意が必要です。
刺されても死に至ることはないとされていますが、ピリピリと強い痛みを伴い、ミミズ腫れになります。
刺されたときの対処方法
刺された直後は触手が残っている可能性があり、残っている毒針を刺激してさらに被害が広がるためこすったり、水道水で洗ったりするのはNGです。
海水でそっと流すなど、素手で触らないようにして触手を除去するようにしてください。
また、痛くて耐えられないときや痛み以外に呼吸困難や発熱の症状があるなど異常を感じたらすぐに病院へいきましょう。
お盆の頃からが多い
海水浴場に出現する時期はお盆の頃からが多いと言われており、また群れで行動するため、被害が大きくなりやすく注意が必要です。
ミズクラゲ
皆さんが海水浴などでよく見かけるのがこの「ミズクラゲ」
症状
毒は弱いため、刺されてもあまり痛くないので気づかない場合も多い。
あまり神経質になる必要はなさそうですが、敏感な人は触れた部分が腫れることがあるようです。
6~8月頃に多い
海水浴場に出現する時期は6~8月が多い。
アカクラゲ
釣り人やサーファーなどがよく被害にあうクラゲですの一つです。
触手は長さが1mからあり毒性は強く刺されるとチクチクやピリピリとした痛みがおこります。
症状
かぶれる程度ですむ場合も多いようですが、皮膚が弱いところにつくと激しく痛み、みみず腫れや水疱、ひどい場合には呼吸困難を引き起こすことがあるようですので注意が必要です。
刺されたときの対処方法
アンドンクラゲと同様に「こすったり、水道水で洗ったりするのはNG」海水でそっと流すなど、素手で触らないようにして触手を除去するようにしてください。
痛くても触らないこと。
4~5月に大量発生
11月~5月に発生、特に春から初夏(4~5月頃)にかけて大量発生する。
ハブクラゲ
ハブクラゲは沖縄の海に生息するクラゲです。
傘の直径は10~15cm程度で、触手は長さが1.5mにもおよぶそうです。
アンドンクラゲ同様に透明なので存在に気づくのは困難なようです。
名前からもご想像頂けるように毒性は強く、獲物を一瞬で殺せるほどの猛毒を持っています。
症状
刺されると激しく痛み、みみず腫れや水疱、ひどい場合には呼吸困難を引き起こし、死に至ることもあるようです。
毒性の高さと刺された場合の症状の重さは日本産クラゲ類の中でも群を抜いているとも…。
刺されたときの対処方法
アンドンクラゲと同様に「こすったり、水道水で洗ったりするのはNG」海水でそっと流すなど、素手で触らないようにして触手を除去するようにしてください。
お酢は、ハブクラゲの刺傷への応急処置としては有効なようです。(カツオノエボシなどは余計に毒を受け逆効果となるようなので、ハブクラゲ以外のクラゲには使用しないほうが良いでしょう。)
異常を感じたらすぐに病院へいきましょう。
8~9月に大量発生
8~9月になると沿岸部に大量発生するよう海水浴での被害がも少なくないようです。
カツオノエボシ
カツオノエボシといえば猛毒で人にとって危険な海の生物であることはご存じの方も多いことでしょう。
傘の直径は10cm程度で、透き通った藍色の浮き袋ようなものを持っています。
触手は、長さが平均10m程度と長く、長いもので なんと… 50mにもおよぶそうです。
症状
触手に強力な毒を持っているため、一度刺されると強烈な電撃を受けたかのような激痛が走り、場合によっては死に至る危険もあるため、クラゲの中でも特に注意したいのがこのカツオノエボシです。
また、刺細胞は物理的な刺激に反応しているものであり、本体の生死や意志に関係なく刺胞は発射されるため、海岸や砂浜に打ち上げられたものにも危険ですので絶対に触れないこと。これは他のクラゲでも同様です。
厳密にはカツオノエボシはヒドロ虫の群体であって自らの遊泳力もほとんどなく、クラゲではありませんが、刺胞動物としてここではクラゲの一種として紹介しております。
刺されたときの対処方法
他のクラゲと同様に「こすったり、水道水で洗ったりするのはNG」海水でそっと流すなど、素手で触らないようにして触手を除去するようにしてください。
ついつい患部をのぞき込んでしまいそうですが、これも良くないようです。刺激によって毒針が発射されてしまうことがあるため大変危険ですのでご注意ください。
応急処置を行った後は、医療機関で必ず治療してもらいましょう。
春から秋(特に5~8月)頃に発生
日本沿岸に発生するのは春から秋(特に5~8月)頃、この時期に被害も多く出ているようです。
刺された時の対処方法「応急処置」と注意点
クラゲには「刺胞」という恐ろしい毒針があります。
刺胞毒にはアレルギーを起こす物質も含まれているようで、1度刺されて何も起こらなかった人でも、2度目に刺されるとアナフィラキシーを起こし(体が毒に対して過剰に反応し)頭痛、吐き気、呼吸困難等の症状が起こり死亡する例もあるそうですので、気を付けたいところです。
刺された時は、ショック症状が出て溺れる可能性や毒が回りやすくなるため、とにかく海から上がって安静にすることが大事です。
どのクラゲにも共通することですが「刺されたら…こすったり、水道水で洗ったりするのはNG」。
触手が残っていれば、こすらずに、ピンセットや細い棒を使ってつまんで取り除いたり、海水でそっと流すなど、素手で触らないようにして触手を除去するようにしてください。
痛くて耐えられないときや痛み以外に呼吸困難や発熱の症状があるなど異常を感じたらすぐに病院へいきましょう。
とくにカツオノエボシやハブクラゲなど猛毒のクラゲに刺された場合は医療機関で必ず治療してもらいましょう。
注意すること
ついつい患部をのぞき込んでしまいそうですが、これも良くないようです。刺激によって毒針が発射されてしまうことがあるため大変危険ですのでご注意ください。
真水や酢をかけたり、砂をかけてこすったりしない。なお、お酢はハブクラゲの刺傷への応急処置としては有効と言われていますが、カツオノエボシの刺傷には逆効果で毒針を刺激してしまう結果となり、さらに炎症の範囲や症状を悪化させてしまうので使用しないこと。他のクラゲでも同じようなことが考えられますので、知識のない方は無暗にお酢や真水を掛けるのもやめたほうが良いでしょう。
お酢以外にも触手流した後に氷で冷やすなどの行為も有効なケースはあるようですが、そもそも どのクラゲに刺されたかを特定できていない状況も考えられる上で、症状によっては逆効果になり兼ねないため危険な行為と考えます。
自己判断で余計なことはせず、救急車の手配や病院への連絡の上、応急処置の方法などを聞いて対応すべきだと考えます。
クラゲに刺されないための予防と対策
できるだけお盆などのクラゲが大量発生する時期を避けること。
ウェットスーツやTシャツ、ラッシュガードなどを着用するなどし、肌の露出をなるべく少なくする。
クラゲに刺されにくいクラゲ除けクリームや日焼け止めを塗る。
例えば、ジェリーズガードは毒針を出す仕組みを発見した高校生と共同開発したクリームです。
愛媛県立長浜高校水族館部の研究班である「チームニモ」の刺胞動物 (イソギンチャク類・クラゲ類)の生態を解明した研究をもとに、処方を開発。効果はどれほどかは分からないが、期待の持てる内容であり試してみる価値はありそうだ。
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