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毎年、サーフポイントの駐車場では車の盗難、車上荒らしの被害が発生しています。
2017年の全国の自動車盗難被害件数は10270件、うちサーフィン中の被害件数は980件と約一割。
2020年、2021年の全国の自動車盗難被害件数は、それぞれ5200件と年々被害は減少しているものの、しっかり対策はしておきたい。ここでは、サーフィンの車の鍵対策とオススメのアイテムを紹介しております。
「サーフィン時の車の鍵(スマートキー)はどうする?盗難・車上荒らし対策について」で紹介のように、様々な対策を施しても組織的な盗難犯罪の前では盗難被害が完全になくなることも、100%防ぐこともできません。

ここでは、防犯対策にオススメの商品を紹介することを目的としていますので、盗難、車上荒らしの被害内容や現状、被害に遭いやすい車、対策、注意点について詳しく知りたい方はこちらをあわせてお読みください。
なお、本記事は、防犯のスペシャリスト「玉置恭一さん」に監修していただいております。

玉置恭一
鍵・金庫のスペシャリスト/防犯アドバイザー
22歳から鍵職人として始動。ジャパンロックレスキューサービス株式会社 専務取締役、株式会社ミライアン 代表取締役を経て、ジャパンベストレスキューシステム株式会社入社。同社退社後、株式会社ミライアン再始動。 現在は凄腕鍵開け職人として、多数のテレビ番組にも出演中。
所有資格等:総合防犯設備士
サーフィン中の車の鍵対策方法
サーフィンの車の鍵対策として、現状誰でも容易にできる有効な対策として2つの方法あります。
- サーフィン中に身につける。
- サーフロック(キーボックス / セキュリティボックス)
さらに抑止力効果(二重防犯)を上げるためのオススメのアイテムもあわせて紹介します。
- 二重防犯にオススメのハンドルロック
サーフィン中に身につける
過去の被害情報などから考えると、サーフィン中の車の防犯対策として一番有効な方法と考えます。
しかしながら、近年、車の鍵はスマートキーが主流となって、水没などの懸念からサーフロックを利用するサーファーが増えています。

スマートキーには基本的にメカニカルキーという鍵が一体化されており、スマートキーから鍵を引き抜き使えるようになっていますので、サーフィン中に水没の心配もなく有効な方法と考えます。
キーカバー「TLS Key Pocket」

オススメのキーカバーは「TLS Key Pocket」。
現状のところ、これ一択でいいのではないかと考えます。
なお、他メーカーからも、ほぼ同じような機能も持つキーカバーが販売されていますので、お好みでお選びください。
首にかけてウェットスーツの中に入れておけば、体とウェットスーツである程度ホールドすることもできます。腹部側だと、出っ張りが少々痛かったりするので、その場合は背中側にかけておくと痛くありません。

- キーカバーの中に指を入れる。
- 紐を引っ張り出す。
- 紐をキー(鍵)の穴に通す。
- 通した紐の輪にキー(鍵)を通す。
- 引っ張って締める。
- 紐を引っ張りカバーの中に入れる。


車の盗難リスクは一番低いと思われる対策ですが、反面、海に落とすなどの紛失リスクがあります。
波が大きい日などは特にリスクも高くなりますので、スペアキーの準備など、場合によっては万が一のことも考えた対応も必要かもしれません。
最近の車には防犯対策として防犯ブザーが装備されています。
スマートキーで施錠したら、開錠もスマートキーで行うのが正常な流れになりますが、開錠をメカニカルキーなど違う方法で開けようとしたときに異常と判断して防犯ブザーを鳴るというような設定になっているようです。
メカニカルキーを活用する場合、警報の止め方、どのような使い方をしたら鳴るか、鳴らないか理解していないと、海でこのような状況になった時に周囲の迷惑になったり恥ずかしい思いもするので、事前にチェックしておきましょう。
エンジンをかける際に、鍵穴があるタイプですとメカニカルキーだけでエンジンをかけれますが、押しボタンでエンジンを掛けるプッシュスタート車の場合、ドアのロックはメカニカルキーでできますが、エンジン始動時にはスマートキーのリモコン部が必要となります。
この場合、リモコン部をスマートキー電波遮断ケースに入れたりアルミホイールで巻くなどして電波遮断し、車内に置いたりすることになるのでドアを開けられた場合の盗難リスクはあります。
少なくとも車内のわかりやすい場所に置かず、簡単に見つけられないように隠しておく必要はあります。

KGUARD 防水IPX8バッグ
スマートキーごと身につけたい場合は、防水ケースもあります。
KGUARD 防水IPX8バッグは、コンパクトでIPX8準拠の40メートルの深さに対応の防水と防塵。
入口が狭いので、少々出し入れがしにくい。スマートキーによっては入らない可能性もあるかも!?しれませんので購入の際はサイズ等は要確認。
他にもスマホ用などに使われる防水ケースなどもありますが、あまりオススメしたいものが見当たりませんでした。
車の盗難リスクは一番低いと思われる対策ですが、反面、海に落とすなどの紛失リスクがあります。
波が大きい日などは特にリスクも高くなります。
一般的な鍵やメカニカルキーに対し、スマートキーは厚みもあり、ケースもその分大きくなるので、ウェットスーツの中に入れたりする際に人によっては少々邪魔に感じるかもしれません。
サーフロック(キーボックス / セキュリティボックス)

サーフロックとは、キーボックスやセキュリティボックスと言われるものに鍵を入れて車のドアや牽引フックの部分に取り付けること。
スマートキーが主流となった今は、このようなセキュリティボックスで対策している方も増えていますが、過去にサーフロックを狙った盗難被害もでていますので、過信は禁物です。
被害の内容に関しては「サーフィン時の車の鍵(スマートキー)はどうする?盗難・車上荒らし対策について」で詳しく紹介しています。

サーフロック(キーボックス)も例外でなく防犯対策は完全とは言えませんが、一定の防犯や抑止力にはなると考えます。
ここで紹介するキーボックス(セキュリティボックス)は、頑丈に造られていますが、開錠や破壊等による盗難リスクはあると考えていた方がよいだろう。
なお、車やセキュリティボックスにもよりますが、スマートキーでは付属の電波遮断の袋にいれておかないと仮にロックしても車のドアが開いてしまうケースもありますので電波遮断の袋に入れましょう。
また電波遮断の袋が付属していない商品は、キッチンで使用するアルミホイルで巻いておけば大丈夫です。
また、付属されている電波遮断の袋も劣化してくると電波遮断できなくなりますので、使用の際は毎回ドアが開かないかチェックしてから海に入るようにしましょう。
アルミホイルを車に常備しておくことをお勧めします!
EXTRA Surfers Security Car Key Box
4桁ダイヤル式によりロックするタイプ。
この後に紹介するキーボックスに比べワンアクション多いので、ダイヤル開錠に手間がかかるのは防犯にプラス材料。
なお、覚えやすいからとサーファーが使いそうな1173のような分かりやすい番号や自分の車のナンバーなどは絶対に使わない事。
ラージよりさらに容量の大きいデラックス。
TLS TOOLS KEY BOX
ドライバーなどで道具を使っても破壊できないほど頑丈な作り。
大きなカギでも入れられる特大容量!
二重防犯にオススメのハンドルロック
キーボックス(セキュリティボックス)も含めどの防犯製品にも言えることですが、ハンドルロックも例外なく切断やシリンダー破壊されるなどのリスクがあります。
ここで紹介する製品も所詮は金属などの素材なので切断や破壊を100%防ぐことはできません。
少しでも盗難リスクを抑える、抑止力として防犯に役立てるという考えで検討する必要はあります。
LESTA ハンドルロック
強力なハンドルロックと堅牢シリンダー(鍵穴)構造のダブル防犯機能搭載。
切断に強い高硬度の合金鋼を使用。
パイプカッターなどの切断にも負けず、圧倒的な盗難防止能力を発揮します。
ピッキングやドリルなどによる破壊に強いシリンダー構造を採用。レザー素材を使用した高級感のあるデザイン。
ハンドルロック
切断困難な硬化鉄鋼を使用、強度も抜群!高品質のステンレス鋼を使用することで、簡単に切断されません。パイプカッターなどの切断にも負けず、圧倒的な盗難防止能力を発揮。
キーは、合鍵業者でも複製困難な特殊形状キー。
1台3役!「盗難防止対策」「もしもの時は緊急脱出用ハンマーとして」「護身用」として活躍します。
WANLINGハンドルブレーキロック
亜鉛合金と頑丈な鋼で耐久性があり頑丈。盗難防止に加えて、護身用の武器として使用したり、窓を壊して逃げたりすることも可能。ダイヤル式ハンドルブレーキロックだからキーレスで鍵を持ち歩く必要がない。
まとめ
防犯の基本は犯罪者のターゲットから外れることです。サーフィン時の自動車に対する防犯であれば、まずは犯行に及びにくい場所に停車すること、防犯対策を講じていることで所有者が高い防犯意識を持っていることを知らしめること、この2点が重要となります。
2重3重の対策を行い、物理的に被害を防ぐことはもちろんのこと、防犯意識が高いことをアピールすることで「よそへ行ってもらう」ことで被害を避けましょう。
特に人気の車種に乗車の方は、より一層の対策が必要となります。
被害を防ぐには、今回紹介した方法や製品を購入して安心というわけではありません。
被害が多発する場所は、駐車場が海から死角になりやすいポイントや人通りの少ない場所が考えられます。
もちろんこれに当てはまらない場所でも被害に遭うケースがありますが、選択肢があるのであれば、可能な限り被害に遭うリスクの低いと思われるポイントを優先的に選択するなどの対策も大切になってきます。
実際に盗難、車上荒らしが多発している場所の情報を知っているのであれば、避けることが被害に遭わないための一番の方法と考えます。

また、どうしてもそのようなサーフポイントをさけることができない場合、サーフロックよりもサーフィン中に鍵を身につける方法にして、さらに二重防犯を行うなどの対策をとるなど、日頃からか防犯対策を行う癖をつけておくことも大事です。
さらにサーフィンに行く際はお金やクレジットカード、その他貴重品などは最小限に抑え出かけることも、被害を最小限に抑えることにつながります。