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ポリエステル樹脂に対して硬化剤の比率、目安はとは!?
ポリエステルパテの比率は?
比率が1%とか季節・環境で比率を調整とか言われても、使う量に応じていちいち計量するの面倒くさい…。
もっと簡単にざっくり目分量で測る方法ないの?
そんな悩みを解決したいあなたにオススメの記事となっています。
PUサーフボードの「ポリエステル樹脂と硬化剤の比率の目安」
PUのサーフボードリペアに使うレジン(樹脂)はポリエステル樹脂ですが、このレジンの硬化剤(パーメリック)の添加量は重量比で0.6〜2%、標準は1%を目安にして気温や作業環境に応じて調整します。
気温が高いと硬化しやすく、硬化も早いので、硬化剤の比率を下げ、冬場の気温の低い日は比率を多めにします。
キューセルパウダーなどを混ぜたポリエステルパテの場合は添加量が1%〜3%。
比率は分かったけど、いちいち測るの面倒…。
そもそも測るものないし、目安になるものないの?
ということで面倒くさがりのあなたへ。
軽量器具を使わずに「ポリエステル樹脂と硬化剤の目安」をイメージできるようにご紹介します。
ポリエステル樹脂を紙コップで計量
リペアする際にポリエステル樹脂をいれる容器として便利なのが紙コップ。
樹脂が硬化する際に発する熱で溶けるなどの影響も受けることなく使え、使い捨て容器としてそのまま捨てられるので便利です。
ここではどこでも手に入る205mlの紙コップを使うことにします。
205mlの紙コップに20ml / 50ml / 100ml / 150mlを計測し表記してみました。
小傷程度なら樹脂が20mlもあれば十分な量かと思います。
紙コップの底は少し浮いていますので、もう少しわかりやすく!? 水を軽量し入れて、内側から撮影してみました。
これである程度の量はイメージできるかと思います。
20ml
50ml
100ml
150ml
硬化剤は少量タイプの容器で簡単に計量
次は硬化剤(パーメリック)の量です。
ここでは前述でお伝えした標準の1%の割合で説明しますので、あとは季節、朝夕・日中、炎天下・日陰、湿度など様々な温度の変化により添加量は異なる為、環境に合わせ比率は調整してください。
硬化剤は10ccのもので説明します。
小中程度の傷であればレジン(樹脂)の使用量も少ないのでこれくらいの量でいいです。
10ccの場合、写真のような容器に入っているものがほとんどなので、これを使うと少量使う機会が多い場合には計量が容易なのでお勧めです。
FRP樹脂等を販売されているショップで参考になる情報をみつけましたので、ご紹介します。
10ccの容器の注ぎ口を下に向けて指で軽くつまむと一滴、一滴硬化剤が出てきますが、27滴でおよそ1gとのこと。
1%ということはポリエステル樹脂100mlに対し硬化剤が1g、つまり27滴となります。
20mlなら5、6滴。50mlなら13、14滴。150mlなら40、41滴。
ポリエステル樹脂 | 硬化剤 | …滴 |
---|---|---|
20ml | 0.2g (0.2cc) | 5、6滴 |
50ml | 0.5g (0.5cc) | 13、14滴 |
100ml | 1g (1cc) | 27滴 |
150ml | 1.5g (1.5cc) | 40、41滴 |
あとは、環境に合わせ、1滴減らそうとか、3滴ほど追加しようとか微調整も簡単です。
硬化剤を入れたら、割り箸などでしっかり混ぜて刷毛等で塗ってください。
小傷程度ならアイスバーの棒が塗りやすくてお勧めです。
さらにホットコート(トップコート)で仕上げてい方はこちらのパラフィンを、レジン(樹脂)に添加(2〜5%)添加することでインパラ樹脂にすることができホットコートとして使用できます。
パラフィンが添加されているインパラ樹脂も販売されています。